衣替え/2601C Elite ハンドル換装
衣替え。
既に入梅の6月。
例年より早くの梅雨入りに関わらず、
降らない雨に、増えない水量。
暑さだけは一丁前で、日中の陽射しは強く、湿度はキツい。
一般的に衣替えとされる6月。
昨今の気候変動により、もはや6月を衣替えとするのはナンセンスな感があり、
微妙に推移する、季節の変化も随分と大雑把になり、
併せて情緒や季節感も薄れゆく・・・・・
私の住む京都なんかでは、
この時期、建具をそれまでの襖や障子から簾戸に替え、
畳の上には籐を敷いたりと、
家屋の中に外気を取り入れ、
風通しや肌触りで涼を取ろうと、設え の衣替えがなされ、
昔からの、自然の力を享受した住まい方が、少なくはなったが今尚残る。
これだけ変動の激しい昨今の気象状況や、
今日の町の残念な有様では、
上述のような衣替えによる効果は、既に期待が持てないけれど、
自然に順応し、暮らしてきた先人の知恵は計り知れなく、深いところにあったり。
そんな少々不快指数の高い日中とは違い、
少し涼しげな風が、緩やかに吹き抜ける夜な夜な、
先日届いた
小箱を開き、ゴソゴソ、ゴソと、
リールの衣替えなんかを試みる。
Avail/Original Offset Handle+Star Drag+others
リールのカスタマイズなんかで、よく行われるハンドルの換装。
大別して目的は二つ。
ひとつは性能向上を目指すチューンナップとしての換装。
軽量化や剛性の向上、回転性能の向上など。
もうひとつは、外観の変更を目的とした、
イメージチェンジやドレスアップの為の換装。
結果的には、二つの目的が同時に達成され、
釣り人は何時も悦に入ることになる。
私もこれまで、いくつかのリールのハンドルを換装してきたわけだけど、
基本的には後者のドレスアップが主目的で、
性能の向上は二の次三の次。
そんな思いで換装したハンドルの効果が、見た目だけでなく
超効果的だったモノもあるのだけれど、
今回も完全に見た目重視でのハンドル換装。
実際は、軽量化が図られ、回転性も滑らかに向上し、
少しハンドル長が伸びたことで、随分と回し易くなった訳だけど、
やっぱり何より、エエ感じなその成りが良い。
before
after
風通しの良さそうな肉抜きされた、超々ジュラルミンの削り出しプレートに、
オフセットの形状が、小型リールにより一体感を増幅させ、納まりがよく、質感が向上。
少しクールに衣替えしたこの愛機で
そろそろデカイのを一本、欲しいところです。
関連記事