HUS LURE

京都釣組

2011年06月30日 00:33

HUS LURE(ハスルアー)



言わずと知れた、名のあるスプーン。



私が釣りを始めたきっかけは、

以前に書いた、四国を旅し、四万十川の清流で

カヤックでの川下りの途中、時折岸に上がり、釣りを楽しむ人の姿を見た時の事。

そんな清らかな流れに棲むであろう、渓魚への憧れから。


その数年後に、生まれて初めて経験した釣りは、

そのターゲットがブラックバスではあったのだけれど、

釣りという遊びに、心は熱く舞い上がった。

その後、夢中になったブラックも、色々な状況の変化に足遠くなり、

釣りから遠ざかった数年が過ぎる。


そんなある日、ふと思い立ち、琵琶湖の浜で

何気なく投げたひとつのポッパー。

これに、水面が割れた。

コバスと呼ばれる小さなブラックだったけど、

再び、芽生えた釣りへの思い。


ただ、季節は直ぐに冬になり、簡単には釣れない日々の到来。

そこで、通い出したのが、管理釣場。

いつかは、渓魚をと、始まった私の釣り。

管理釣場とはいえ、そこにはその片鱗があるはずだと。


その年の冬のシーズン。

真っ白な雪の中、透き通った空気を感じながらの釣りは、

寒さを乗り越え、楽しいひと時を与えてくれた。

誰に教えを請うわけでもなく始めたのだが、

足を運ぶ毎、釣果も上がり、いつしかスプーンやプラグも盛りだくさん。

サムルアーズを知った事で、

管理釣場への釣行は、その冬の1シーズン限りとなり、

真冬でも琵琶湖へ足を運ぶようになったのだが。



昨夜、なにやらゴソゴソと・・・・・・



数年ぶりに開いたスプーンウォレット。

その殆どが、所謂、管理釣場用のマイクロスプーンの類。

その中に、目当ての探し物・・・・・・・

それが、冒頭のハスルアー。


先日の釣行。

最後の最後に釣れた、ケタバス。

自身初のケタバスに、ある意味ブラックよりも喜んだわけなのだが、

狙って釣ったわけではなく、運よく釣れた感があり、

「釣った」と「釣れた」の違いに意味を求めているわけではないけれど、

狙って釣った時の、例えようのない充実感を感じたく、

ケタバスを、狙って釣ってみてやろうと。


そうなると、知識に乏しい一釣り人。

まずは私の愛読書「釣りの教科書」でケタバス釣りの楽しみ方を。

どうやらスプーンで釣るのも楽しそう。サミングでも釣りたいな。

でも、どうせ釣るなら、ケタバス=ハスをハスルアーでと、

とってもベタな思いつき。

あとは現場で実地検証。知識はそこそこに、五感で釣りを感じたい。



と、いうことで、

とっても前置きが長くなりましたが、本日の釣行。

この週末は、竿を振る機会がない私。

どうしても、短時間でも釣りをして、リズムを整えておきたいと・・・・・

気付いた時には、もう湖西。居てもたってもいられない。

全国的な猛暑日の炎天下。ええ歳こいたオッサンが、

ケタバス狙ってスプーンを投げる・・・・・・


一投目。早速アタリ、幸先がいい。

もちろんブルーなヤツだろうけど。

そんな期待も直ぐに消えうせ、ブルーなヤツの猛攻に。

ところがどっこい、フッキングまでには至らない・・・・・

MEPPS/スピナーに結び替え、ようやくブルーなヤツとご対面。

しかし後が続かない。

いくつかスプーンをあれこれ替えるも・・・・・

ケタバス狙いの釣行で、何とか釣りたい気持ちはあるが、

スプーンで釣るのが、久しく楽しく。アタリがノらずに歯痒くて。

最後に浜を一往復。ハスルアーでやり通そうと。

往路で1枚ブルーなヤツを。

復路で、残念時間切れ・・・・・・・

諦めきれずにもう数投、

何とか最後に得た魚信。

最後もやっぱり・・・・・



ブルーなアイツ。



狙わず釣れる日もあれば、狙って釣れない時もある。

この難儀さがまた楽しく、次の釣行への新たな期待になる。


しかし、期待ばかりが膨らみすぎて・・・・・・・







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