珈琲時間。
このところ、なんやかんやと忙しく、
季節の釣りを愉しむ時間もまとまらず。
日を追う毎に春めく空気に、
間もなく解禁となる渓での釣りへの想いは募り、
そんな合間を縫っては、傍ら準備を。
しかしながらその矛先は、
何時もとは違う方向へ。
もちろん美しい景色の中で、魚を釣りたい想いはしっかりあるのだけれど、
もう少し、ゆっくり渓を愉しみたいと、そんな想いもあったりで・・・・・
少し前に、貯まっていたポイントで。
trangia/SPRINT BURNER TR-B25
今更仔細を書く必要のない、アルコールストーブを入手。
数あるアルコールストーブを、あれやこれやと悩みながらも、
まずは、最もオーソドックスなTR-B25に落ち着いて。
そして、先日届いたのが、
VARGO/TITANIUM HEXAGON WOOD STOVE
本来のウッドストーブとしての用途のほかに、
上述のアルコールストーブの風防として定番のこれ。
そう、釣りの合間の渓流で、ゆっくりと珈琲時間を愉しみたいなと。
昨年終盤に、JETBOILを手に入れたのは以前どこかで書いたのだけど、
渓への釣行には少々嵩張り、重量もあるということで不向きだと判断。
もっと小さく軽くシンプルなものをあれやこれやと。
そんな、道具を選ぶ時間を愉しみながら、上述の2点で今シーズンは試みようと。
解禁前に、一度近場の渓の様子を覗き見ながら、
珈琲時間を愉しめればと想っていたけど、なかなかそんな時間を拵えられず、
物は試しに。と、食事の後の珈琲時間を愉しんでみた。
珈琲は、たまたま見つけた、GROWER'S CUP(グロワーズカップ) を。
好みで言えば、コーヒープレス(フレンチプレス)で淹れたいところなのだけど、
渓への釣行の際には、極力荷物を抑えたく、
且つ飲んだ後の廃棄物もパッキンしやすいのではと考えてコレを試してみることに。
50mlほどの燃料用アルコールを注ぎ着火。
静かな燃焼感と見た目の炎感もまずまずあっていい感じ。
300mlのシェラカップは、少々座りに気を使うところだけど何とかなりそう。
思いのほか火力は強くて、沸騰までは5~6分。
流石のJETBOILの火力や早さには及ばないものの、
渓での釣りでは、時間そのものを愉しみたいと想っているので、これで十分。
グロワーズカップの封を開け、お湯を注いで暫し待つ。
シェラカップに注いで、
珈琲時間を愉しみながら、
間もなく始まる渓での釣りに、想いを傾けて。
思いのほか燃費は悪いご様子で、
珈琲を注いでいる頃には炎は消えてしまったけれど、
少し焼きの入ったチタンブルーが美しい。
そんな珈琲時間も、釣りの愉しいひと時。