測る / REEL MEASURE

京都釣組

2011年10月23日 23:59


Caps/REEL MEASURE



所謂、スケール。

物の長さを計る道具であるには違いないが、

少し、釣り人の心をくすぐる品。



週末を過ごす予定であったキャンプも、

前記事の投稿後、悪天候の予報の為、中止に。

食材消費と銘打って、昨日は友人宅でBBQ。

思いのほか晴れ間も見えて、悔いたところもあったのだけど、

午後を過ぎた頃から、雲行きも怪しくなりはじめ、

断続的に、激しく光る雷と豪雨の悪天候に。

結果的には、中止になってオーライ。



そして、今日。

結局竿の振れない休日と相成り、

久しぶりに自宅でのんびり過ごしていたが、

なにやらゴソゴソ始めてしまい、

リールのメンテナンスなんかをしながら、

引き出しから出てきたのが、冒頭の写真にある、

リールメジャー。


実はこれ、数年前にあるプロジェクトで協働した、

インテリアデザイナー氏からの頂き物。

この方、かなりアツイ方で、多方面へ造詣が深い。

色んな部分で意気投合し、プロジェクトが無事終った後も、

たまに盃を交わしたりと、付き合いが続き、

氏も釣りの経験が無いわけではなく、釣り好きの私に対し、

ネットで偶然見つけたからと、

ある酒席で、不意にこのメジャーを頂いた。


その質感と、直径3cmに満たない愛くるしさ。

メジャーを仕舞う際は、小さなハンドルを回して音を立て巻き取るなど、

測る楽しみだけでなく、仕舞う愉しみも持ち合わせ、

その造りは、NC加工により、非常に丁寧に仕上られている。



いつもは、魚の大小に関わらず、

釣った魚そのものよりも、釣り方や、その過程、その環境に重きを置き、

釣の楽しさ、感動を求めている私ではありますが、

そこは釣り人。

やはり大きい魚を釣ることができれば、より嬉しいことは言うまでも無く、

魚の大小に・・・・などと言いながらも、

その身軽さや気軽さ、携帯性から、

普段は無印良品の、所謂 裁縫・服飾採寸用のメジャーを用いている私。

少しサイズの気になる魚なんかを釣った際には、

一応、計測なんかをしています。



せっかくの頂き物。少々勿体無さを感じてしまい、

引き出しに仕舞いこんだままであった、このリールメジャー。

これまでの裁縫用のメジャーでは、

計測の後、本体のヘソのボタンを押せば、シュルシュルッと

自動的に巻き取ってくれるのですが、

このリールメジャー。

いちいちハンドルを回し、本物のリールの如く巻き取る仕組み。

これが、このリールメジャーの愉しみのひとつではあるのだけれど、

一瞬の時合いの際には、おそらく必死で巻き取る必要があり、

夜釣りの暗闇の中では、リリリリリリ・・・・と、

巻き取る音が闇夜に響き渡りそう。

そんな理由もあり、これまでは実釣には用いてきませんでしたが、

久しぶりに手にした逸品、今後の実釣のお供にしようと。



大きな魚を釣り上げれば、

それだけ増える、メジャーを巻き取る手間と時間。

その、なんとも言えない歯がゆさが、

その釣りを、より印象的なものとしてくれるはず。

そんな心地よい余韻に浸れることを期待して・・・・・・・








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