まだまだ

京都釣組

2015年11月12日 15:00


まだまだ…



先日の釣行。


雨降る週末の天気予報ではあったけど、

不釣に終わった前回の釣行に、やっぱり釣りたい想いは募り。


釣れなければ行きたくなるし、

釣れたとしても、もう一度確かめたくて、試したくて。

いずれにしても足を運んでしまうのは、釣り人の性。


ホントのトコロは、釣りたい想い とはまた別に、

週末、子供たちそれぞれの友人がお泊りで遊びにやってくる事となり、

もはや父の眠るスペースの確保が困難になったこともあったりして、

夕食の後飛び出した次第。


幸いまだ雨の気配の無い高速を直走り、現着は22:00頃。

週末ということもあってか、釣り人の姿は多く、

自身唯一の実績場から釣りはじめる事とする。


幾度か訪れている場所ながら、

その度毎に潮位や流れ、波向きがことごとく違った表情を見せるポイント。

今回は波が大きくて、雲に覆われた暗闇ではそんな波が少々おっかない。

そんな中、色んなルアーで流し方、コースや泳層や速さを変えながらの手探り。

なかなか反応が得られない時間が過ぎた頃、

コッ と。

魚信かどうかは、半信半疑ではあるけれど、

そんな些細な事でも、どうにか集中力が保てたりしていたのだが、

日付が変る少し前から、ポツリポツリと小雨が降り始める。

雨脚は微細で、レインウエアを羽織り、少しポイントを移動、

あれやこれやの試行錯誤を続けるうちに、少し雨も勢いを増してきて。

車へと戻ろうかと、後ろ髪を引かれる思いで考えていると、

グイッ と。

アワセを入れて、ロッドに重みを感じたものの、数回リールを回した後に、

フッ と。

今となっては魚かどうだか怪しいものの、

そのすぐ後のタイミング、少し離れた釣り人の辺りで、

カメラのフラッシュが光った事を考えると、

あのタイミングで魚が差してきたと思いたいのも、これ釣り人の性。

より集中力は高まったものの、雨脚が強くなり、程なく一旦車へと。


シートを倒し、雨雲レーダーで雲行きを確認しながら、

暫くの間は無理そうだと諦めて、

雲の掛かっていない少し先まで、癒しの魚を求めようかと、

そんな思案を巡らしつつ、雨音を聞きながら少しずつまどろんで・・・・・


念のため設定しておいたアラームに起こされたのは夜明け前。

ハッキリしない視界ではあるけど、

まだ降り続く雨が車を叩く小さな音は聞き取れて、

寝ぼけた頭で思案しながら・・・・・


ようやく次に目が覚めたのは、日頃の起床の時間帯を少し過ぎて。

既に外は目通しが効く明るさで静か。

雨はもう止んでいる。

朝マズメの魚を求めて、少し車を走らせた。


できればトップで釣りたいと、いくつかのルアーを一巡。

先日よりは、魚の気配が少しはあるものの、ルアーへの反応は得られない。

次にルアーを少し潜らせて一巡。これまた無反応。

時間だけが過ぎてゆく中、時折ボイルが単発に数回。

しかしながら随分沖目や、ルアーを外して。

三度トップに結い替えて暫く。

潮向きにより、ルアーが噛む水の抵抗と泳ぐ姿勢がうまい具合に合い始め、

そんなことさえ愉しんでいると、

ルアーに追われた感じで小魚数匹が跳ね、

次の瞬間、水面が割れる。

ようやく得た魚信にアワセを入れて、ファイトを愉しむ。

もちろん、内心は必死のパッチ。



サイズ的には、まだまだ ながら、

綺麗な魚体に、ほっと安堵の嬉しい一本。


これに続いて・・・と行きたいところなのだけど、

時計を見れば、帰路へのタイムリミットが。

そんなタイミングに限って、魚っ気がムンムンと出てきた水面なのだけど・・・・・

敢え無く、竿を収める事に。

どうにかこうにか嬉しい一魚に出逢えたことだし、

今回はとりあえず、心満たされて。


でも、

まだまだ。












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