春色の

京都釣組

2021年04月05日 17:00


春色の



渓まで、いつもより足を延ばして。



市井の桜が華を散らし始める頃、

渓の桜は見頃を迎えて。





前日夕刻、雪残る山間に到着。

初めて訪れる渓流故、下見に流れを見て回る。

雪解け水の流れ込む渓の眺めは、水量も落差も多く、激しい。

渓相はとても素晴らしく、ここで釣りをしたいと思わせるには十二分なのだが、

初めてのこの場所に単独では少々無謀な感は否めない。

釣り場を流れ緩やかな支流に定めて、温泉でゆっくりとした時間を過ごし、早くに就寝。






翌早朝。

コンビニエンスストアに立ち寄り、日券を入手。

初めての場所に、春色を求めて心躍らせながら、夜明けとともに入渓。


釣り始めて数投で魚の追いが見て取れる。

魚影は、私の住む地とは違い 濃い様子で、

ほどなく最初の一尾を得たのだけれど、手元でポロリと。


何時ものことだと苦笑しながら、遡行を進めると、

まずまずサイズの魚のチェイス。

次に捉えたアタリをアワせ損ねてしまうものの、その次の一投でフッキング。

そこそこの重量感に鼻の穴を広げるのだけど、どうも様子がおかしくて、



婚姻色を身に纏ったウグイ。

これまた春色。




その後も数尾の狙いの魚を掛けるのだけれど、いつもの如くポロリ続きで、

なかなか写真には納まってくれず。



ようやくの一尾は、

小ぶりの可愛い魚だったけれど、



側線にほんのりと春色を帯びたヤマメ。


今釣行の狙いの魚、ヤマメ。

私の住む地はアマゴの分布域。

かねてより、ヤマメを釣りたい想いがあって、この度ようやく。




狙いのポイントを絞り込み、ルアーの泳ぐコースを調整。





サイズはいつものアレで、大きな魚とは縁が無かったけれど、

テンポよく、美しい魚が相手をしてくれる。


渓相は、進むにつれて少しずつ落差が出始めた。

深みのある落ち込みで、小さな魚と戯れて、

立ち位置を変えての次の一投。

岩陰から黒い魚影が出たと同時に手元に伝う、心地よいアタリと、少し重みのあるやり取り。

少々焦りながらも愉しんで、どうにかこうにかランディング、





8.5寸のイワナに、これまた嬉々として。




その後もテンポよく、





美しい渓と魚に癒されて、

二時間足らず、気づけば釣果も両手を超えて。


春色の渓で、愉しいい釣りのひと時を堪能。








ROD:TENRYU/RAYZ RZ53UL-BC

REEL: SHIMANO/CALCUTTA CONQUEST BFS HG

LINE:VARIVAS/SUPER TROUT Advance Max Power PE BRAID×8 #0.6

LEADER:VARIVAS/SUPER TROUT Advance EXTREME SHOCK LEADER 4lb

LURE:ITO CRAFT/BOWIE50S







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