肉。
更新に少し時間が掛ってしまいましたが・・・・・
「リッチボン!」の愛称で親しまれる、知る人ぞ知るBBQ。
その店の営業は、1年に二夜限りの限定店。
早朝より海で少し竿を振り、
常連客のゴッキーさんに連れられて、開店前から並び始めた。
程なくして、開店を待ちわびる客人がもう一人。
P太郎師匠だ。
まだかまだかと、その扉が開くのを待ちわびるのだが、一向に気配無く・・・・・
少し琵琶湖にて竿を振ってみるのだけれど、
魚からの反応も無く、気が気でなく・・・・・
と、ようやく店を管理している、管理人さんが到着、その扉を開く。
そして、初めて前出の庵に足を踏み入れる。
と同時に、ひでっちさん が到着し、
その後ほどなくして、常連の皆さんが続々到着。
youさんとお嬢さんとそのご友人。
uedaさんにヒデさん。エイトさんご夫妻。
既に知った方もいらっしゃれば、初めてお会いする方々も。
ご挨拶もままならぬうちに、
慌しく物資が搬入されてゆき、開店準備に勤しむ皆さん。
テキパキと準備が進む中、
手土産代わりに海で釣り獲た、アオリイカを捌くため、
シェフの到着前に済まそうと、板場に入りゴソゴソしだしたところへ、
番長さんとそのご家族がご到着。
墨まみれになりながら、ご挨拶させて頂き、
これから始まる、「仕込み」に備え、そそくさと板場を退出。
そして、別便で手配されていた、
これまで見たこともない、肉塊が「これでもかっ!」というほど到着。
いよいよ・・・・・始まる。
まさに、豪華。
まさに、「リッチボン!」
肉のメニューは、牛さん、羊さん、鶏さん、豚。
と、ラインナップはフル装備。
加えて、本物のソーセージに今年の新メニューとのハンバーグ。
どれもこれも、さすがのこだわり、厳選食素材に下拵え。
長時間の運転のお疲れも他所に、早速仕込まれたその肉たちが、
今か今かと焼やかれるのを待ちわびる。
そして、美しい夕日が湖西の山へ沈む絶好の夕マヅメ。
来客たちは、竿を持つ素振りすら見せず、お箸を手に持ち、「肉マヅメ」。
さぁ、いよいよ開店。
次から次へと肉の焼かれるその様は、
もはやBBQと云うようなモノではなく、
高級炭火肉料理専門店 そのもの。
どの肉もとにかく、美味い・旨い・上手い。
初めて参加させていただいたにもかかわらず、図々しくもしっかり頂きながら、
そんな美味し肉を啄ばみながらの釣り人たちの語らいは、愉しく、深い。
そして、仕上の、特製ガーリックライス。
はっきり言って、もう、堪らない、止まらない・・・・・
琵琶湖の畔で過ごす、ゆったりとした愉しき時間。
満たされた腹に、少し酔いが加わり、
皆さんの愉しいお話に耳を傾けながら、
湖面を掠める、初秋の風が心地よく、
例えようのない幸せ感を感じながら、夜が更けてゆくのでした・・・・・