秋の釣り残しを

京都釣組

2014年12月14日 18:18

秋の釣り残しを。




前記事の、初めてのキス に興奮してか、

はたまた、夜中に常宿の照明が点いたり消えたりしたもんだからか、

なかなか寝付けず、うつらうつら と。

ようやく眠りが深みに差し掛かる頃、携帯電話のアラームが。


そんな中途半端な睡眠ながら、意外に目覚めはスッキリで。

早速身支度を済ませ、車で数分の船宿さんに、レンタルボートの手続きへと。

一旦宿へと引き返し、ゆったりとした朝のコーヒータイム。

最近の釣果情報や、厳しい冷え込みの状況を鑑みて、

スタートは陽が昇り始めてからに。


早朝のテレビには、「釣りごろつられごろ」が放映されており、

瀬戸内海のハマチ(ブリ・メジロ)」が景気良く揚がっている映像。

タイミングよく、先ほどのレンタルボートの手続き時に、

船宿さんが、ハマチのナブラが調子よく立っているんだとかで、

いやが上にも、期待は高まりつつあって。


が、今回の釣りは、秋に釣り残したアオリイカ。

例年数度は足を運んで愉しむエギングも、

今秋は、ベイト難民キャンプで火が点いてしまい、

琵琶湖へ度々通っているうちにシーズンも終了。

思い起こせば、初秋(晩夏)の釣行で、

シーズン初期の豆サイズを少しのみ。

私の釣りするエリアでは、岸からではもうかなり厳しい状況。

季節もすっかり冬へと移り、

それならばと、深場へと移行する、少し大きくなったアオリイカを

ティップランで狙おうと、そんな釣行。


7:00頃、港を出港。

昇り始めた朝日を浴びながら、

一路、大きな地形変化のある水深30mラインへとボートを滑らせる。

天候は良く、波も穏やか。

しかしながら、風が弱く船が思うようには流れない、ティップランには少し気難しい状況。

時折、(小)魚らしいアタリは得るものの明確なイカのアタリは竿先に現れず。


望む内陸側の紀伊山地には、

うっすらと雪化粧を施した山並みが連なるものの、

体感温度はさほど寒くは無く、心地の良い釣り日和。

コースを変えながら流し直すこと数回。

ビビンと竿先が動く明らかなアタリを得るのだけれど、

瞬時に掛け合わせる反射神経は鈍い・・・・

が、次の瞬間グンッと竿先が綺麗に入り、今度はしっかり掛けアワセ。

心地良い重みを感じた途端、ドラグが静かに鳴き、

この夏、新たに入手したロッドが綺麗に曲がる。

掛けた水深は約25m。

まずまずサイズは良さそうで、久し振りの特有の引きを堪能。


秋の釣り残しを一本に凝縮したかのような、

久し振りのキロアップに、鼻の穴は広がりきって、緩んだほほは暫し戻らず。


同じポイント、タイミングで友人にもこの時節のアベレージが一本。

このまま今日は上り調子にとの思惑は、

その後幾度と無く流しなおしてもウントモスントモな状況に、

見事に打ち破られることとなる。


そんな中、時折ざわつく海面。

海鳥たちが押し寄せ、海面は激しく波立つ。

出船前に、船宿さんが言っていた、ハマチのナブラ。

敢えて、今回はそれを追うことはしなかったのだけど、

うまくボートポジションが射程距離に入っていたタイミングで、ルアーを放り込む。

が、ベイトが小さくルアーが大きかったのか、なかなかうまく噛み合わない。

それでも一度は掛けたのだけど、魚を手にすることなくフックオフ。

あとは、アタリは得るものの、フッキングには至らずで・・・・・


水深と地形を見ながら、

そんなナブラ打ちを時折はさみ、

ライトジギングやタイラバも組み込んでの、

釣れないティップランは続く。

昼前にしてようやく風が吹き始め、少し期待は高まるものの、

その風、著しく激しく、今度は釣りにならない始末。

体感気温も、釣果も寒く、一旦風裏へと。

水深約15m。海底はフラット。

あまり期待は持てないものの、相変わらずのティップランを続け、

偶然の一本を。

朝の一本に比べるとサイズこそ小さいものの、

お刺身で頂くには丁度良い。


結果的にこの一本が最後となり、

今年の秋の釣り残しを求めた釣行は納竿。


期待していた数には遠く及ばなかったけれど、

水温の安定しないこの季節。

久し振りに満足のいくサイズも掛け得たことだし、まずは上々ということで。


そんな初冬の洋上で、釣りのひと時。





ROD:Crazy Ocean/Ocean Whip Multi Squid OW-610S

REEL:SHIMANO/10'Sephia BB C3000SDH

LINE:UNITIKA/EGING SUPER PEⅡ#0.6

LEADER:UNITIKA/EGING LEADER #2.0

LURE:Squid Seeker 30 Regular #23



感謝。












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