水辺で過ごすGW④

京都釣組

2013年05月07日 15:15


水辺で過ごすGW④。



消化不良の湖北釣行から帰宅後に、

向かった先は田園風景の中に流れる、小川。

前日魚を釣り上げたことから、向かう先は当然ながら今日も・・・・・

と思いきや、今日は小川でエサ釣りを楽しみたいんだとか。

先日届いた、のべ竿 が車に入っているところを抜かりなく見ていた様子で。


琵琶湖へ流れる多くの河川のうちのひとつ。その支流の、そのまた支流。

琵琶湖の浜から、距離にして2~3km程の、義実家のすぐ傍を流れるこの小川。

何時も水量抱負で流れは清らか。

小魚をはじめ、沢蟹や水蟷螂なんかの姿も見、豊かな自然が今尚残り、

水中だけではなく、四季折々の昆虫や小動物たちとも出逢うことが出来る、

恰好の遊び場。

6月の終盤近くになる頃には、蛍の乱舞が、それはもう美しいこと。


そんな小川に、朝から湖北でボウスの父親と、その坊主と二人して、

川の小物釣りを楽しもうと。

もちろん手には、前出の のべ竿 simply。

勢いあまって、二本入手したわけだけど、

すっかり一本は自分のものだと勘違いし、

父のお気に入りの色の竿をちゃっかり奪う。


年に数度はここでの小物釣りをするようになって2~3年。

もちろん、釣れる時もあれば、釣れない時もあるのだけれど、

のどかな風景の中、のんびりとエサ釣りをするにはもってこい。


エサは冒頭写真の ”川小物ネリ” byマルキュー。

エサ釣りの経験が殆どなかったこの私。

多くの釣り人が、幼少の頃より父親や友人を通じて知り得た

エサ釣りの世界を知らなかった私。

実のところは、この”エサ”を触るのがイヤだったこともあり、

釣りとは無縁にハナタレ小僧の幼少期を過ごしたわけなのだけど、

大人になって釣りに憧れた際、

ルアーから釣りの世界に紛れ込んだのは、当然の流れ。

今でこそ、海や川でのエサ釣りも愉しむようになったのだけど、

未だ、サシやミミズ、ゴカイやイソメなんかの

生きエサへのハードルが越えられず、

恥ずかしながら、上記の人工エサに頼っている始末で・・・・・


この、”川小物ネリ” 。

生きエサとの釣果の差こそ知らないけれど、

これまでの川釣りでは、それなりに十分な釣果を得たし、

数年前から車には常備。

針先にチョンと付け、仕掛けを流すと、浮がピクピクッと。

そんな楽しかった、過去の釣行を思い浮かべて、

いざ・・・・・


しかしながら、思うようにはいかなくて四苦八苦。

魚の姿は水面に見るが・・・・

古くなったためなのか、エサが針にしっかりと張り付かず、

放り込んでもすぐ外れ・・・・・

まったくもって、ツリニナラナイ・・・・・

浮の浮き沈みをのんびり楽しもうとの目論見も、

いやいや、イライラ募るばかりで。

そろそろ、ひとつのハードル(生きエサ)を越えなければならないかなどと考え、

まぁ、いっか。と、半ば諦めている時に限って・・・・・

ピクピクッ・・・・・

おまけに、これからって時に・・・・・入電。

GW前半戦の最終日。

道路の混雑を懸念して、日が高いうちに帰京するとの事で、

ああ無情。



坊主とボウズに終ってしまった、川小物釣行。

水辺に咲くタンポポの綿毛とともに、

儚い思いは、風に吹かれて飛んでった・・・・・













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