水辺で過ごすGW④。
消化不良の湖北釣行から帰宅後に、
向かった先は田園風景の中に流れる、小川。
前日魚を釣り上げたことから、向かう先は当然ながら今日も・・・・・
と思いきや、今日は小川でエサ釣りを楽しみたいんだとか。
先日届いた、のべ竿 が車に入っているところを抜かりなく見ていた様子で。
琵琶湖へ流れる多くの河川のうちのひとつ。その支流の、そのまた支流。
琵琶湖の浜から、距離にして2~3km程の、義実家のすぐ傍を流れるこの小川。
何時も水量抱負で流れは清らか。
小魚をはじめ、沢蟹や水蟷螂なんかの姿も見、豊かな自然が今尚残り、
水中だけではなく、四季折々の昆虫や小動物たちとも出逢うことが出来る、
恰好の遊び場。
6月の終盤近くになる頃には、蛍の乱舞が、それはもう美しいこと。
そんな小川に、朝から湖北でボウスの父親と、その坊主と二人して、
川の小物釣りを楽しもうと。
もちろん手には、前出の のべ竿 simply。
勢いあまって、二本入手したわけだけど、
すっかり一本は自分のものだと勘違いし、
父のお気に入りの色の竿をちゃっかり奪う。
年に数度はここでの小物釣りをするようになって2~3年。
もちろん、釣れる時もあれば、釣れない時もあるのだけれど、
のどかな風景の中、のんびりとエサ釣りをするにはもってこい。
エサは冒頭写真の ”川小物ネリ” byマルキュー。
エサ釣りの経験が殆どなかったこの私。
多くの釣り人が、幼少の頃より父親や友人を通じて知り得た
エサ釣りの世界を知らなかった私。
実のところは、この”エサ”を触るのがイヤだったこともあり、
釣りとは無縁にハナタレ小僧の幼少期を過ごしたわけなのだけど、
大人になって釣りに憧れた際、
ルアーから釣りの世界に紛れ込んだのは、当然の流れ。
今でこそ、海や川でのエサ釣りも愉しむようになったのだけど、
未だ、サシやミミズ、ゴカイやイソメなんかの
生きエサへのハードルが越えられず、
恥ずかしながら、上記の人工エサに頼っている始末で・・・・・
この、”川小物ネリ” 。
生きエサとの釣果の差こそ知らないけれど、
これまでの川釣りでは、それなりに十分な釣果を得たし、
数年前から車には常備。
針先にチョンと付け、仕掛けを流すと、浮がピクピクッと。
そんな楽しかった、過去の釣行を思い浮かべて、
いざ・・・・・
しかしながら、思うようにはいかなくて四苦八苦。
魚の姿は水面に見るが・・・・
古くなったためなのか、エサが針にしっかりと張り付かず、
放り込んでもすぐ外れ・・・・・
まったくもって、ツリニナラナイ・・・・・
浮の浮き沈みをのんびり楽しもうとの目論見も、
いやいや、イライラ募るばかりで。
そろそろ、ひとつのハードル(生きエサ)を越えなければならないかなどと考え、
まぁ、いっか。と、半ば諦めている時に限って・・・・・
ピクピクッ・・・・・
おまけに、これからって時に・・・・・入電。
GW前半戦の最終日。
道路の混雑を懸念して、日が高いうちに帰京するとの事で、
ああ無情。
坊主とボウズに終ってしまった、川小物釣行。
水辺に咲くタンポポの綿毛とともに、
儚い思いは、風に吹かれて飛んでった・・・・・