sum camp

京都釣組

2011年09月22日 12:12

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9月の初旬。

WILD-1京都宝ヶ池店の主催で開催予定であった釣りの大会。

エントリーしたのはいいが、

悪天候の影響が予測され、中止を余儀なくされてしまう・・・・・



過日、届いた一通のメール。

釣りの大会の主協賛であったサムルアーズからの、

BBQ懇親会へのお誘い。

その粋な計らいに心が弾む。

紆余曲折を経て、どうにか参加できることに。



小一時間遅刻での参加との旨は事前に伝えてあったけれど、

握るハンドルに焦りの色が見え隠れ。

三連休の中日。渋滞の予想される湖西バイパスを避け、

朽木経由で、急がば回れ。勝手知ったる琵琶湖道。

それが功を成したかどうか、乾杯までには無事間に合った。



全ての方に初顔合わせの私ではあったが、

そんな緊張は他所に、

社員A氏に、ご挨拶とお礼を申し上げ、

すぐさま同級だと話が弾み、

「サムルアーズが好き」のゴッキー氏をご紹介いただいた。

ブログに顔出しをされているので、ひと目で分ったのはこの方。

この、ブログ「くろぼう」を始めるきっかけ、sum-1の主催者だ。

あとはゴッキー氏に、お気遣い頂き、あれよあれよと、

お集まりの皆さんをご紹介くださった。

もしや出逢えるのでは?と期待値の高い方々が勢ぞろい。まさに光栄。

どの方も、サムルアーズのレポートに名を連ねる凄腕の持ち主。

恐れ多くも、このブログ「くろぼう」をご覧頂いている方もいらっしゃり、

ただただ恐縮。


そんな風に、温かく穏やかな皆さんに、

緩やかにしてスムーズに招き入れて頂いた。


時に、浜を望み、こちらに背を向けているオーラの姿。

ブログ「じゅん屋」のじゅん氏。

今、こうして文章を書き、

現在の私自身の釣りのスタイルを確立するに至って、

多大なる影響を受けた人物。

なんとなく漠然とした思いがあって、

釣りを続けていれば、いつかはどこかの浜で出会えるだろうと、

勝手に、そんな風に思っていたが、

ようやくその機会が、琵琶湖の浜に訪れ、ただただ光栄の極み。


事前に仕込んでおいた、

銘菓「くろ棒」を挨拶代わりに渡そうと、

そんな私の拙い企みは、一蹴され、

先制パンチを喰らってしまう。

その内容は、後日のいつか、記事にさせて頂くとして、

いやいや、本当に有難き事なり。



そんなこんなで始まったサムキャンプ。

どの方も、手練れのアツイ方々ばかり。

サムルアーを駆使して、ブラックのみならず、鱒族を求めた本流や、

海へとそのスタイルやターゲット、フィールドは多彩。

釣りのスタイル、魚種の境界を越え、

その奥深い想いや経験値にはただただ驚愕。

少々戸惑いながらも、愉しくお話を聞かせて頂き、

愉しく美味しい時間が過ぎる。


そんな中でも、時折鋭く眼光を光らせ、湖面を覗く皆さんの姿が印象的。


思い思いに・・・・・・

食べたり、



振ったり、



話したり、



と、アツくも愉しく、緩やかな時間が流れ、



ふと見上げた空は、天高く、碧く澄みきっていた。


偶然出逢ったひとつのブログとひとつのルアー。

そこから始まった新しい世界が、この場に結実。

そして、また、ここから始まる新しい世界に心が躍る。



そんな愉しい時間はあっという間に過ぎゆき、時は夕刻。

気がつけば、湖岸の道路は大渋滞。

徐々に散会をはじめるサムキャンプ。

渋滞をこの場でやり過ごそうと、約半数の方々が居残り、

そのタイミングで、湖面が賑やかに。

時折起こるボイルやライズに、思わず竿を手にする釣り人の性。

時たま水面を割ってルアーを襲う魚たち。

だが、これがなかなか、釣りきれない。

「ポッパーではどう?」と発したのはじゅん氏。

この状況下での一言に、氏の奥深さを垣間見る。


そんな私も、締めの一振りと、ロッドを手に水辺へと。

すっかり陽は傾き、賑やかだった浜も静寂を取り戻しつつある碧い時間。

数投をサムルアーズでやり過ごし、

未だ届かぬ配達を待つ、サムポッパーの代わりに忍ばせてあった某ポッパー。

空気が読めないところではあるが、届かないのだから仕方がない。(と密かにプレッシャー。)


夏とは違う、この季節を意識したアクションを入れ、ステイ。

次のアクションに移行する瞬間・・・・・・・・

パシュッ!と、ポッパーで出た。



無我夢中で寄せる間に、どうやら点々を落としてしまったようで、

バスがハスには変わったけれど、

心に残る、嬉しい一魚には変わりない。


いつもは独り。ストイックに気持ちを求める釣行を愉しんでいる私だけれど、

久しくいつ以来か、釣った魚をこの手に、皆の下へと急ぐ気持ちが、

恥ずかしくもあり、嬉しくもあり。

釣りのもつ素晴らしさをまたひとつ、改めて感じ。


この一魚で満たされた心は溢れ出てしまい、納竿。


この一日に名残惜しく、

薄暗闇に染まる浜で、竿を振る強者の姿を見ながら残りの時間を愉しんだ。

ひとり、ふたりと徐々に皆さん帰還し、

僅かに残る数名で車座になり、ゆっくりとした最後の時間を噛み締めた。


そして、

北へ釣り上がる者、

南へ釣り下がる者、

温かい家族の元へ急ぐ者・・・・・

ようやく動き始めた湖岸の道路に向け散会。


琵琶湖を望み南下する湖西バイパス。

ふと車窓から見下ろした、湖岸の町で、大きく光った打ち上げ花火。

充実した、今年の夏の終り方に人知れない満足感を胸に覚えた。




改めまして、

終始和やかに癒してくれた、未来の釣り人、ちびっ子たち。

酔狂な旦那を持ってしまい諦め感漂う、暖かく優しい奥様方。

そして、心から、釣りを愉しむ強者たち。

その機会を下さったsumlures。


お逢いした、全ての方々と

この素晴らしき環境に感謝の気持ちで一杯。





またのいつかを期待して。














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