水面を割って

京都釣組

2011年08月09日 08:40


水面を割って。


先の休日。久しぶりの釣行は琵琶湖は湖北へ。


押し寄せる、歳の波には逆らえず、

目覚ましの後、二度寝を喰らい、ようやく起きても重い足取り・・・・・


おかげで、釣りたい時間を既に過ぎ、

お気に入りのポイントには先行者の姿。

いやいや、いつものように既にやらかした・・・・・

遠慮がちに、少し離れて静かに水に浸る。


湖面を掠める、朝の風が、汗ばむ身体を優しく包み、

気温よりも冷ややかな水温と、締め付ける水圧が、何気にくすぐったくもある。


手前から徐々に沖へと飛距離を延ばし、

釣り始めての三投目。

着水後、間合いを図り、巻き始めたルアーに水面が割れる。

賑やかで、激しく割れた水面に心が踊り、ロッドを伝う心地よき魚信。

・・・・・・・・が、

そう、やっぱりいつもの



ブルーなヤツから今日も始まる、我が釣行。


狙いの魚種とは違えども、その快心の出方には、敬意を払って。

少し風が強くなり、ざわめく湖面。ペンシルにルアーチェンジ。

幾度かの、水面が割れるアタックはあるのだけれど、これがなかなかのらなくて。

更なるルアーチェンジはポッパーへ。


例年と違い、ウイードの生育が思うようには進んでいない今年。

そんな中でも、何とか水面附近まで伸びつつある辺り。

沖目から徐々に近づけ、出るならここだと、波の当たる、ウイードエッヂ。



掛けた瞬間の手ごたえは、一丁前の重量感?

寄せて揚げれば、なんてことは無いサイズ。

だが・・・・・なんせ久しぶりのブラック。

ここは素直に喜んでしまう。


その後も、表層系のルアーだけでローテーション。

もっと深くを泳がせば、釣果は上るかもしれないが、

水面を割って出るのが、単純に気持ちよく。

その後も何度か水面が割れるも、追加は二本。

・・・・・・・・

そう、ブルーなヤツを・・・・・・・


釣り始めて既に三時間。

水に浸り、釣り動きながらの移動を経て、車を止めた辺りまで。

魚の大きさや、数、魚種を問わず、私としては十分に楽しめた。

それに、今日は、別に、もうひとつの想いがある。

すっかり日は高く、燦々と照り輝き、

暑い一日を予感させる、夏の朝の終了間際。

楽しいひと時に感謝し、

新たなる扉を少し開けるために、車に乗り込んだ。



・・・・・珍しく、続きは後日に。





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