2015年10月27日 15:00
夜襲。
先週中頃。
隣県での夕刻からの打ち合わせに、
普段であれば、電車を使っての移動をするのに、
わざわざ車で出掛けた理由は、もちろん魂胆あっての事だったり。
仕事の方は順調に事が進んで、
ほぼほぼ予定通りの21時過ぎ、打ち合わせは終了。
見上げる夜空には、西に傾いた半月。
水辺に到着する頃には、おそらく西山の稜線に消えてゆく頃になるかと思う。
冷え込み始めたこの季節の夜にしては、柔らかに暖かい夜。
私としては珍しく、夜の大湖へと釣りに行こうと思い立ったのは、
賑やかだったここ最近の浜の調子を感じてみたかった という事もあるのだが、
記事には書けなかった、明け方~早朝の釣りで僅かな貧果に終わってしまった事もあり、
何より、釣りの程度の大差はあれど、時を同じくして、
彼の地の夜釣りで奮闘している友人の姿を想い浮かべての事もあったりで。
隣県北部のICより高速に載り、東に向かう。
急くことなく、ゆっくりと流れる車列に混ざって、住む町を迂回して湖岸に入る。
北湖西岸。
人の姿はなく、緩やかに西風が吹く。湖面はほんの少し波立って。
ジャケットを脱ぎウインドブレーカーを羽織る。
革靴を脱ぎ、ニーブーツに履き替える。
タックルを整え、いざ。
減水傾向著しいが、一本の流れ込みからの流入水量は変らない。
遠巻きに数投試し、立ち位置を考える。
コツッ とアタるが針掛りする暇なく。
パシュッ と出るが、ノセられず。
小さなアタリを一度掛けるが、残念途中でバラしてしまう。
車に戻り少しの移動。
浜の中ほどから、少しずつ打ち進み、目当てのポイントが射程距離に収まるまで。
そんなポイントへの一投目に感じた微かな違和感?アタリ?に集中力の高まる二投目。
流れの拠れに差し掛かるルアーに、黒い一魚が襲い掛かる。
夜の暗がりに見えた魚体は まぁまぁ の長さに感じ取れたし、
岸と平行に横に走る魚に、引きは大して強くなく、重くないけど期待は大きい。
ところが、浜にズリ上げ、ローリング・・・・・
狙いの魚種ではなかったけれど、まずまずの鯰。
まぁ、これはこれで嬉しい一魚に変わりはない。
少し場をに賑やかしてしまった感もあり、浜を反対方向へ打ちながら。
途中の、ちょっとした変化の絡むポイントで、夜の暗がりに響く水面が割れる音。
本命ながら、サイズは遠く及ばない。
時折ある魚信、コツッ、パシュッ。
狙いの魚信ではなくても、こうして魚からの反応があるのは嬉しく、
獲れないながらも浜を進んで、もう一方の流れ込みまで。
残念ながらこちらの流れ込みは枯れ果てて、伏流水を期待しての沖側でも反応無し。
浜を戻りながら、往路で得たヒントを頼りに、メリハリをつけて打ち戻る。
相変わらず、時折ある魚信、コツッ、パシュッ。
なかなか狙いの魚からの反応は得られないまま時間は過ぎる。
夜釣りは危険。
日中興じる表層の早い釣りと違い、一投ごとに時間をかける。
そんな積み重ねで、思いのほか時間が過ぎて、
予定時刻は既に長針180度以前。
想いの釣果を得られなければ、何処までも釣り続けてしまいそうで、夜釣りは危険。
引き際が肝心と、再度最初の流れの拠れで様子を見るが、
やはり返事は、パシュッと。
他に見ておきたいポイントがいくつかあったが、タイムオーバー。
車への道程残り僅かな浜を打ちながら戻るのだけど、
そんな時間になって、湖面が賑やかにボイルし始め、
これでますます帰りづらくなる。
幾度目かの最後の一投でようやく魚信を得る。
が、
まさかの一魚は想定外。
更に長針が180度ほどの間、「最後の一投」が続いたのは内緒の話ではあるけれど、
久し振りの夜襲、
できれば大きな一魚をと求めていたけど、思わぬ珍客に癒された釣行と相成り、納竿。
ROD:JetSlow×TULALA/Portament 73C Jet Edition
REEL:Abu Garcia/ambassadeur 2601C Elite
LINE:TORAY/BAWO/SUPERHARD POLYAMIDE Plus+ 14lb
LURE:sumlures/FUNA MINNOW Jr,Cotocas Medium Prop