Lipless suming70 WP (2)

京都釣組

2012年06月15日 18:18


Lipless suming70 WP のその後。


完成したのはいいのだけれど、釣りにいけない週末を過ごし、

暇を見つけては、クルクル、クルクル・・・・・

プロペラを回しては少しニンマリ。

・・・・・

週が明け、何かとバタつく月曜日を乗り越えた火曜日。

辛抱堪らず、昼の休憩より少し早く、琵琶湖を目指す。

そう、昼飯代わりに竿を振ろうと。


頭上には灰色の梅雨空が広がり、小雨がパラパラ、時折止んだり。

そんな雨の対策にと、

今年初のウエーダーを履き、レインウエアを羽織る。

いざ。


天気予報の通り、風は東から時折きつく吹き行く中、雨は小雨を維持。

準備したタックルに結んだのは、Lipless suming70 WP



他にも釣りたいルアーがてんこ盛りながら、

今日のこの短時間釣行、まずはこのルアーの様子が見たい。


雨の平日。浜には釣り人の姿少なく、岬状の先端で水に浸かった釣り人ひとり。

風向きや波向きなんかを考え、投げたいポイントがあるものの、

この先行者の範囲になるかと、大きく迂回し風裏の浜に入る。


まずは足元でスイムチェック。

クルクル、クルクル・・・・・

前後共にうまくプロペラが回っていることに喜び安堵。そしてニンマリ。

ただ、少し進行姿勢が頭上がりになることが気がかりながら、

この短時間を、これでやり通そうと、そんな気持ちでキャストを始める。

プロペラを装着したことで、抵抗が増え、飛距離が落ちるかと考えてはいたのだけど、

増した重量によるものか、思いの外飛距離が伸びたことで、またニンマリ。


そんな気持ちとは裏腹に、プロペラルアー特有の、

拾ったウイードが絡みつく・・・・・これは厄介。

そんな厄介事も、ウイードチェックに一役買って、と、いたってポジティブ。

少しずつ浜を刻みながら、ウイードの分布と質を見極める。


しかしながら・・・・・・あっという間に一往復。

見当をつけた辺りでしばらく粘り、ココッと小さなアタリを得。

そして、ニンマリ。否、ほっ かな。

魚信からは、小さな魚、狙いの他魚種を想像させるが、

自分が手を加えたルアーで得た魚信。素直に嬉しい。


その後も時折アタリはあるのだけれど、これがなかなか・・・・・

プロペラの大きさと、リアフックのサイズ。この関係がうまくないのか、

魚が小さいだけなのか・・・・・


そんなことを気にしながら、少し移動。

ようやく魚の居場所を見つけたようで、頻繁にアタリだしたが、

やはり、なかなか・・・・・否、そんな獲れないアタリを愉しんだり。

が、珍しく、瞬時にアワセが決まり、寄せ来る魚は湖面を滑る。

滑る?

そんなサイズの魚に、ハスかと思いはしたけれど・・・・・・



いやいや、嬉しいブラック一本。

いつもと違った、喜びを感じ。


その後も残り僅かを、更なる釣果を目指してみるが・・・・・

アタリは数度あるのだけれど・・・・・

時間は過ぎ行き、そろそろタイムアップ。


車へ戻る道すがら、向かい風、波立つ湖面への2投目。

リーリングのスピードに気をつけながら、クルクル、クルクル・・・・・

ガツッ!と、心地の良い魚信。


やっぱりそこか。とは、釣れたからこそ言える言葉だったり。


ルアーがウイードに絡まりにくくするために、ロッドを立て気味に構えていたため、

数度魚にジャンプされるが、なんとかイナし、

そんな、魚のジャンプさえ、ブラック特有の躍動感だと、愉しみながらも

気持ちは焦り、逸る、嬉しい一瞬。



40に満たない魚ながらも、嬉しさ一入。


自身が手を加えたルアーで、これが釣れてくれれば言葉は不用。

もちろん、

元もとのルアーの基本性能が高いことは言うまでも無く、

小雨パラつく、この天候にも恵まれたこともあり、

他のルアーだと、もっと釣れたのかも知れないけれど、

そんなことも全部ひっくるめて、素直に喜び、今日も感謝。



そう、この一魚で、昼飯抜きなれど、お腹いっぱい、感無量。












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