嵐の前に

京都釣組

2014年10月16日 17:17

嵐の前に。



本年度の渓流シーズンを、自身としては気持ちよく終えることが出来、ひと段落。

・・・・・・となるはずもなく、

既に来シーズンに向け、想いを馳せながらも、

この時節。秋にやりたい 釣り は、あれやこれやと たくさんあって、

台風19号襲来の予測に、

先の週末、予定をしていた「秋の釣り/盛りだくさん編」を断念せざるを得なく・・・・・


我慢は毒だとその前に、半ば強引に時間をやりくり。

9月半ばのキャンプ以来、気になって仕方がなかった琵琶湖まで、

少しの時間竿振ることが出来ればと。

見上げる空は快晴で、上空を吹く風に雲が流れる、穏やかな午後。



開始早々に心地良く水面が割れる。

サイズはアレだが、一魚の嬉しさには変わりなく、

釣りたいルアーでの一本目は特に。


しかしながら、さすがに小さな魚が多いのか、

はたまた私の未熟さ故か、

その後も 出るには出るが、なかなかノせられず・・・・・


ルアーを替えれば、さすがに一撃、

束の間の癒しを与えてくれる。


ある程度の数を釣ってしまえば、

それには飽き足らず、より大きな魚への欲求が沸いてくるのは、釣り人のなんとやら。

ルアーをファットサムに結い直し、少し狙いの目先を変えてみる。


数度、小さな魚が水面を割るのだけれど、フッキングには至らずの数投目。

着水後のポーズを暫し長くとった後のチョン・チョン。

そこから滑り出すようにルアーをスライドさせた一瞬の後。

ガボッ。

と、控えめに水面が盛り上がり、ルアーに圧し掛かるような、押さえ込むようなバイト。

すでにロッドを伝う魚信は、ゴンゴンと、期待に鼻の穴が膨らむ感触。

二度三度と水面を飛出ようとする魚をいなしながら、

垣間見える魚体に モロタ の想い。

珍しく冷静で、ロッドの曲がり具合、ラインテンションを一定に保ちながら、

久し振りの大魚の引きを味わう至福の時間。

ランディングしやすいように、少しずつ後ずさりしながら、

水深は膝丈ちょい上、魚は足元から5~6mほど。

もう、完全にモロタのはずが、

少しの気の緩みと油断?

それとも何時もの如く?

最後の最後で、その水深にもかかわらず、魚がジャンプ一発。

今なお目に焼きついたその一瞬。

・・・・・

モロタ が シモタ に。

もうええ加減、この詰めの甘さに辟易し、

呆れを越えて笑うしかなく・・・・・


その後も、なんとか気を取り直し、キャストを続けるも大魚からの反応はなく、

小さな魚が何度か相手をしてくれるのみ。


心地良いはずの秋風も、

どこかしら冷たく感じ、身に沁みて・・・・・

納めた竿に、赤とんぼ。

そう、また次こそはと。



ROD:Angler's Republic/PALMS/EDGE EGC-664

REEL:Abu Garcia/ambassadeur 2601C Elite

LINE:TORAY/BAWO/SUPERHARD POLYAMIDE Plus+ 14lb

LURE:sumlures/PROP SUM 95・FB65 balsa・FRASH BACK・MF70




そんな、悔しさ残る日中の釣りから、夜の釣りへと。


先週の、大阪へ出張中の友人を引きずり込んだ、

こんな、愉しき釣りの ひと時に引き続き、


今週は、この台風に遠征延期を余儀なくされた、

初老のお二方の やけ酒 にお付き合い。

そんな予定が、日中に大魚をバラした、私自身のやけ酒になったのかどうかは別にして、

串カツ・焼き鳥 と、呑みの王道で空腹を満たした後は、


釣りと酒と音楽と。


いやいや、たまにはこんなのも良い。

そんな、愉しき釣りのひと時。











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