2012年11月27日
晩秋昼下がり
晩秋の昼下がり。
ようやくこのタックルで、水辺に立つ。
先の記事で紹介した、名も無きタックル。
BASS KICKIN' 602-MLC+SHUTTLE 0070ST
メンテナンス以降も、デスクの右脇に鎮座しており、
合間を見ては、リリリリリ・・・・・♪ と。
久しぶりにこの懐かしのタックルで、釣りがしたいのだけれど、
なかなか思うように時間が取れず、
予定していた釣行も、仕事な横槍が入り、水辺は遠い。
そんな、週末三連休の前日。
何とか強引に仕事の区切りを付け、昼飯代わりに竿を振る。
琵琶湖への道中、湖西のバイパスを北上するに従って、
車窓の景色が赤や黄色に変わりゆく、麗らかな晩秋。
押した仕事で、到着したのは、既に昼時をまわり、
水鳥達も、のんびり羽を休める、穏やかな昼下がり。
風も無く穏やかな湖面には、時折小さな波紋があちらこちらに。
湖中を覗けば、少ないながらも、コアユの姿。
こちらも随分、悠々とのんびりしている様子なのだが・・・・・
タックルを準備し、浜から離れてまず数投。
柔らかな、否、ベナンベナンのロッドからは、
いつもと違ったフィーリングでルアーが飛ぶ。
結んだペンシルが、意外に上手く泳ぐのに、少し愉しく徐々に浜に降り立つ。
が・・・・・
数投目にして、やはりの如く予想通りの展開。
ライントラブル。
スピニングで起こる、放出されたラインが、グシャグシャになるアレ・・・・・
新たに巻いたラインは10lbナイロン。
少し設定的に厳しい部分は重々承知していながらも、
ラインブレイクやルアーロストを避けるべくギリギリの選択。
また、調子に乗って、下巻き忘れ、切りよく全部を巻いてしまい、
盛られたラインに、ヤバイ感はあったのだけれど。
ルアーを手繰り寄せ、ラインを切り取り、ついでにルアーチェンジ。
表層に出ないかなと、試すのだけれど、少し沖目で大きなボイル。
残念ながら、今日のタックルではそこまで届かず。
そして、また・・・・・
ライントラブル、上記同様。
余分なラインも無くなってと、至って前向きに、ここからは浜を打ちながら北上。
久しぶりの琵琶湖の状況も確かめたくて。
ルアーもいくつかをローテーション。
まったりとした昼下がり、魚からの魚信は無く、小一時間で浜を一往復。
河口近くで表層を引いてきたルアーに、ようやく数尾の追尾の姿。
俄然やる気になるのだけれど、喰い気はまったく無い様子。
ならば少し沈めてと、ルアーをあれやこれやと試しはしたが、
いやいや、まったくもって、完全無視・・・・・
久しぶりのタックルでの釣りということで、
珍しくバッグに突っ込んで来た、柔らかなルアー。
数年ぶりに使ってみようと、
初めての釣道具として、このタックルを手に入れた当時のように、
マス針を結い、ラインの先にシンカーを装着。
サターンワームは生憎見当たらなかったけれど、
小さなワームを針にチョン掛け。
その一投目。
シンカーの着底と同時に、ココッと。
油断大敵、アワセを入れる暇なく。
その後も、ココッと数回あって、
ハードプラグに出るアタリとは、一味違った魚信を愉しむ。
否、なかなか上手くアワセを入れられなかったのがホントのトコロ。
数投目にして、ようやく一本。
ベナンベナンのロッドは、このサイズの魚でも綺麗に曲がり、
サイズはともかく、こんなのもまた、愉しいひと時。
ハードプラグには反応の無い中、アタリが頻発するのだけれど、
如何せん魚のサイズがアレなもので、
また、ロッドにコシが無く、
中々フッキングが決まらない歯がゆさなんかも感じつつ、
そんなことも愉しみながら、2尾ほど追加。
釣りを覚えたてのあの頃は、
このタックルで、飽きもせず、ただただ釣れることが楽しくて、
こんな釣りを延々としたこともあったのだけど、
あれから随分時間も経って、自身の釣りも変わったものだと感じながら、
最後にも一度、ハードプラグをブン投げて、納竿。
懐かしのタックルで遊んだ、晩秋の昼下がり、
久しぶりの柔らかいので数尾との戯れ。
もちろん、ベイトタックルで、ハードプラグをブン投げる、
現在の自身の釣りが愉しく、好きなのだけど、
たまにはこんなのも、また愉しく、
色々な釣りのスタイルや考え方、愉しみ方があるわけだけど、
とにかく、やっぱり、釣りは愉しいと、
素直に思った、晩秋の昼下がり。
Posted by 京都釣組 at 14:14│Comments(0)
│ブラックバス
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