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2011年01月27日

冬アオリ

冬アオリ

2011/01/23

本年度二度目の釣行は、しょっぱい水へ。



今シーズン、日本海での丹後ジギングとの相性がよろしくなく、

度重なる海況不良=欠航に業を煮やし、太平洋への釣行を。



狙いはアオリイカ+α。

アオリイカといえば、春の産卵絡みの良形狙いの「春イカ」、

秋の食欲旺盛な新子狙いの「秋イカ」が定番。

釣期を考えると、ブラックに少々似通っていますが、

今釣行は、昨秋覚えた、ティップランエギングでの「冬アオリ」狙い。



このティップランエギング。

いわゆる従来からの、エギをキャストし、シャクリで誘いを入れ、

フォールでアオリイカに抱かせる。というスタイルとは異なり、

(※このスタイルでもステイや水平移動がひとつのキモなのですが・・・)

深場(水深20~50m。場合によっては60m越)のアオリイカを、

通常よりヘビーウエイトのエギを用い、巻きジャクリでアピールし、

ステイと言うか、船が風や潮で流されるのを利用し水平移動させ、

アオリイカがエギに触れる瞬間に出る、

ロッドティップの変化を見分けて掛けて捕る、というスタイル。

また、このエギング、釣果が高く、サイズもデカイときたもんだ。

そして、真冬でも水温の安定した深場のアオリイカが狙えるとのことで。



私自身としては、

従来からのエギングスタイルの愛好者の一人ではありますが、

このティップランエギングの持つ、一味違った釣り趣向が楽しくもあり・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


出港後、3~4流し。お仲間がポツリポツリと釣り上げる中、

程なくして、一歩出遅れようやく私にも一本目。

サイズは意に反して秋イカ新子サイズ・・・・・・

このくらいの方が刺身には美味と負け惜しみ・・・・・・

そして、先程までガンガンに流れていた潮が潮止まり。

ここからは、まったくアタリの無い時間だけが延々と過ぎ、

+αを狙うものの(実はこっちに期待していた?)、魚影や魚信もまったく無く。

・・・・・・

気がつけば、もう夕刻に片足を突っ込む時間。

これだけ釣れない時間を過ごすと、少々心が折れてしまいそうになるのだけれど、

ポイントを大きく変え、少しずつ、徐々に動き出している潮の気配を感じ、

少し冷静になって考える。

お仲間達のも含め、今日揚がっているアオリイカ。

水深30~35mの範囲に集中している。

と言うかそれ以外の水深ではアタリが出ない。

かなり、セレクティブな感アリ。

おそらく、その水深(水温)が適温で心地良いのだろうと見当を付け、

ボートを流しながら、その水深になるまで逸る気持ちを抑え、時を待つ。

ふと、一考し、エギのカラーもその間に替え、差し掛かった30mライン。

あまり底を切りすぎないように、5回ほどの巻きジャクリ、

その後のステイ(水平移動)に十分に時間をかける。

・・・・・・

抵抗で曲がっていたロッドティップが・・・・・

ツンッ!と戻る。

瞬間のショートバイトでアワセる暇が無かったが、次の瞬間

グンッ!とティップが入る。

今度はしっかりアワセを入れてようやく、らしい一本を捕る。

いつもなら、これでもう十分と満足するのだが、

再現を信じてエギを落とす。

・・・・・

フッ・・・と、かすかに戻るロッドティップ、瞬時に体が条件反射。

グインッ!と魚信、心地良い。

グイン、グイン。アオリイカ特有の引きを堪能。

チリリリ・・・と期待感高まる、小さく鳴くドラグ音。

冬アオリ

キロアップには指一本及ばないが、私的には狙い通りの快心の一本。

最後の一流しで、何とか形になった。かな?


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「冬アオリ」が教えてくれたこと。

「釣れない時間」が教えてくれたこと。


今更ながら再確認。諦めないこと。考えること。


往生際が悪いとか、諦めが悪いとか・・・・・

そんな風に感じることもあるけれど、

粘っこく、やり続けること、投げ続けること。


やっぱりその先に、新しい一本があるような気がします。






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