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2014年10月02日

初秋の渓で

初秋の渓で。


初秋の渓で


シーズン終盤、禁漁までのカウントダウン。

今シーズン最終釣行(の予定)に、訪れた久し振りの渓。

秋色に、色づき始めた木々の葉が、鈍った心に 季節の推移を教えてくれる。



私が釣りを始めるきっかけとなった、憧れの渓魚。

随分と遠回り・時間を経て、昨年ようやく初めての入渓を果たし、

嬉しくて、愉しくて、素晴らしくて、すぐさま虜になったわけなのだけど、

残念ながら、右も左もわからぬままに、

結局、足を運ぶ事が出来たのは二度のみでシーズンが終わる。


想いの募る禁漁期間を悶々と過ごしたが、

今シーズンは、解禁ほどなくしてスタートを切ることができ、

時に、友人たちとの紀伊山地での源流遡行を交えながら、

身近な一筋の渓流で、ひとシーズンを通してみようと、単独遡行を敢行。


さすがに当初は、相変わらずの 右も左も勝手もわからずで、

手探り状態が続いたけれど、

そんな状況さえも、ただただ とにかく愉しくて。

諸々のタイミングも上手く噛み合い、こまめに足繁く通うことが出来、

友人の手助けや、魚の活性も相まって、少しずつではあるけれど、

その時々の状況下、魚との距離も近くなる。


初夏の頃までは、そんな愉しい釣行を重ねる事が出来たのだが、

夏の間は、残念ながら思うように足を運べず、

ふと気がつけば、もう9月も終盤。

このままシーズンの終わりを迎えたくは無く、少々無理やり時間の都合をつけて、

9月第3週の日曜日。

今シーズンを締め括る釣行(となる予定だった)に、

春から通っていた、渓へと向かったわけなのだけど・・・・・


初秋の渓で

久し振りの渓での釣りに、心が躍る。


時間の都合上、午前中限定の釣行なれど、

過ぎ行くシーズンを惜しんで、流程の下流側からなるべく長い遡行をと。

前釣行からの空白時間が大きくて、状況なんかはさっぱりわからず、

ゆっくりと、丁寧に、魚を探しながら愉しんでみる。


入渓から少し上った、落ち込みから弛みに変化するポイントで、

ピックアップ寸前のルアーに、キラッと輝く魚のバイト。

小気味良い魚信を得ること、少し遅れて手首を返してみるが、

フッキングには至らない・・・・・


期待の薄い下流エリアであったこともあり、

入渓後間もなくの事で、心身の準備が甘かった・・・・・

お陰で、結果的に本釣行 最初で最後の貴重なバイトを逃してしまう。


少しずつ、久し振りの渓での釣りに順応を見せ始める身体と気持ち。

反して、魚からの反応は、チェイスすら無く寂しい限り。

魚を探し当てられないでいるんだと、よりタイトに、より丁寧にと心掛けるが、

あまりの反応の無さに、少しの焦燥感。

シーズン最終釣行故に、なんとか魚を手にしたいと想う釣り人の性。

それでも、こうして愉しく釣りが出来る喜びを感じながら、遡行を続ける。

そして、途中から気になっていたことが目に映る。


足跡。


それも、くっきりハッキリしっかりと。

入渓の、時間とポイントからすれば、今日のものでないだろうけど真新しい。

おそらくは前日。それも遅い時間のものだと思う。

ただでさえ、けっして魚影が濃いわけではないこの渓流。

一魚の望みは儚く遠のく・・・・・


もちろんこの時期、こういうことが有り得る事は重々承知で臨んだ釣行。

釣果はさておき、釣りそのものを愉しんで、

気持ちよくシーズンを終えることができればと。

そんな想いで、残りの時間、残りの流程を釣り上るのだが・・・・・


初秋の渓で


秋色に染まり始めた初秋の渓で、

少しばかり心残りに、最終(予定のはずとなった)釣行を終える・・・・・














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Posted by 京都釣組 at 15:15│Comments(0)渓魚
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