2012年07月31日
琵琶湖周遊
琵琶湖周遊。
あまり釣りに行けなかった、今年前半の反動か、
ここ最近、いやいや、ちょくちょく琵琶湖まで。
その割りにブログの更新が滞っているのは、
・・・・・・・
いやいや・・・・・・・
鮮度第一の釣行記ながら、
滞ってしまっては・・・・と思いつつも既に昔。
しかしながら、自身の記録として少し書き残しておくことに。
約二週間前の釣行。
ちょうど、梅雨明け直前。
京都の町は、祇園祭のメインイベント真っ最中。
そんな頃の釣行。
夜中でも、祭りの喧騒が残り、どこかしら賑やかな時期ながら、
ふと仮眠から目覚め、耳を澄ませば・・・・
喧騒違いの雨音が。
時折響く雷に、直ぐに止むさと高をくくり、
既に準備を済ませておいた、バッグを担いで、いざ。
待ち合わせの峠のコンビニエンスストア。
少し早く到着し、軒先で雨宿りをしながら人を待つ。
雨足は止むことを知らず、一層勢力を増す一方。
時折暗闇に光る稲妻が、付近の山々の稜線を一瞬浮き立たせる幻想の世界。
待つこと数分。M氏到着。
この豪雨の中、氏もやはり釣り人。
このM氏。旧知の友人でも、仕事上での知人でもなく、
言ってみれば娘のお友達のおとうさん。
そんな間柄で、年に数度会う機会があり、
お宅に御呼ばれをしたり、BBQなどをしながら、
釣りのスタイルや、対象魚も異なり、釣りの話もこれまで極僅か。
そんなM氏は、フライマン。
海でのフライフィッシングに興じておられ、
普段は、シーバスやシイラなんかを狙っているそうで、
時間を拵えては国の内外を問わずどこへでもといった釣り好き。
実力は相当らしく、スクールやセミナーなんかでは
講師やインストラクターなどで忙しい。
そんなM氏。昨年の終盤から、
琵琶湖バスフライチャレンジと称して、
月に一度、琵琶湖は湖北にて、ボートでのブラックを狙い始め、
今年の4月には、ついに琵琶湖でやらかした様子で、
最近は、琵琶湖でブラックを狙うのを大層楽しんでおられる。
是非一度、ご一緒しましょうとのお誘いを受け、今回の釣行が実る。
二言三言、挨拶と言葉を交わし、逸る二人は雨中の峠へ車を走らせる。
雨は止むことを未だ知らず、更に厳しく、容赦なく叩きつける。
ヘッドライトに映し出される景色は見えず、
大粒の大量の雨のみが映し出され、浮遊感さえ感じるほどに。
目指したのは湖西のとある浜。
近くの浜にはしばしば訪れるのだけれど、
私にとっても未開の地。
4:00過ぎに到着したのはいいが、最高潮の豪雨。
外にすら出ることできず、車中で各々雨が大人しくなるのを待つ。
少し仮眠をと、目を閉じると、時折走る稲妻が、
瞼を通して光り輝く。
そんな状況を愉しみながら、少し眠りに落ちたようだ。
ふと気がつくと、外は既に明るく、雨音も無い。
既に車外へ出ているM氏に続き、準備を始める。
昼頃までのご一緒予定であった今回の釣行だが、
急遽の予定で、氏にはあまり時間がない。
言葉少なに、釣り急ぐ二人の釣り人。
先程までの豪雨が嘘のように穏やかな琵琶湖。
久しぶりの早朝の琵琶湖の景に、既に癒される美しさ。
あれだけの豪雨であったにもかかわらず、至って湖水はクリア。
岸際には多くのコアユやニゴイの姿。
時折ボイルやライズがあちらこちらに。
そんな中始まった今日の釣り。
まずは表層から探っていくのだが・・・・・・・
ルアーを数種替えながらも、反応得られず、少し泳層を沈めることに。
細かなアタリを数度得た後、ググッと心地よき手応えにすかさずフッキング。
が、???リールがまたしても空回り。
ジャンプ一発、お陰でバラす・・・・・
朝の一本目がこの有様。今日一日、先が思いやられる。
言葉少なに、それぞれの釣りを楽しむ二人の釣り人。
釣りのスタイルは違うが、一匹を目指す想いは同じ。か?
アタリはあるものの、細かく、釣れない時間が過ぎてゆく。
一度沖から寄せ来るSF-60にまずまずの魚がチェイス。喰わすに至らずだったが、
その直後、M氏に。
限られた時間内、キッチリと一本。
魚のサイズはともかく、大柄な男が小さな魚に喜ぶ姿。
これだけで同行できた甲斐がある。
少しずつ浜を移動しながら釣り続けるも、なかなか思い通りにいくはずもなく、
ようやく掛けた魚信の正体。
いつもながらのブルーギル。
そんな、ブルーギルでさえ、やっぱりリールが空回り。
M氏はドラグが滑っていると思い込み、期待感込めた眼差し向けるが・・・・・
少し落ち着いて話でもできればよかったのだけれど、
また、あわよくば初めてのフライチャレンジでも・・・・・
との企みも無かったわけではないのだが、
限られた時間を楽しんでいただこうと、釣りに集中。
そんな時間は一瞬で過ぎ、また次回 と挨拶を交わし、去りゆくM氏。
もう少しこの浜で投げたい想いはあったのだけど、リールの具合もよろしくなく、
一旦車に戻り、大移動。琵琶周遊の一日が始まる。
娘のお友達のお父さんとの釣行という、大義名分。
既にM氏とは別れたが、久しぶりに琵琶湖を堪能しようと、一路湖北へ。
例年であればこの季節、既に湖北に足しげく通っているはずなのだけれど、
今年湖北へ足を運ぶのは初めて。
季節の推移や、状況が気になりながらも、時間が中々それを許さず。
車を止めて少し歩き、湖岸に降り立つ。
水に浸りながらのんびりと釣り歩き、車まで戻る。
豪雨の過ぎ去った午前の陽射しは既に夏。
梅雨が明けたと体感しながら、覗く湖中は未だ夏には程遠く、
例年であれば、ある程度は生育しているはずのウイードも殆どなく、
未だ少し時期尚早の感あり。
リールは既に交換済み。少しずつ歩を進めながら、探る釣りを始める。
時折当たるコツッと細かいの。
少ししつこい奴がいたので、たまにはアワセを入れてみる。
やっぱりコヤツ。
少しだけこんな魚と戯れながら、岬状のポイントまで。
少し張り出した地形の先に、頭半分出しているような大岩。
釣りの教科書なんかでよく目にする、「お決まり」のポイント。
しかしながら、これまで通った中でもここで釣れた試し無し。
いかにも過ぎて、スレているのか、何かの条件が欠落しているのか、
もちろんそれを釣る腕が無いのは重々承知。
あまり期待するわけでもなく、打ちながら岬を回り小休止。
流石に夏の日差し。ジリジリと身体が焦げてゆくのがわかる。
水分を補給し、次の一投。大岩回り、水の当たる側から逃げる側へとルアーを通す。
少し手元が狂ってしまい、思いのポイントから大きく外れ、
岩にPEラインを擦る心配から、早巻きで回収。
ちょうどルアーが大岩を過ぎたあたりで、ゴゴッと。
いやいや、うまい具合に釣れてくれたもので、まさに教科書通り?
気を良くした単純な釣り人は、更なる魚を求めて移動を続け、
車を通り越し更に南下。
してみたものの、以降はブルーギルのアタリに終始。
気付けば、太陽は頭上高くに。
久しぶりに時間を掛けた釣りを愉しみ、身体も少し疲れ気味。
直ぐ近くのポイントで数投様子を見、
水分、食料の補給。休憩を兼ね南に向ってハンドルを切る。
少しゆっくり車を走らせ、途中いくつかのポイントを見て回り、
再び湖西の浜まで戻る。
朝とは違う浜で暫し竿を振り、状況を確認。
ここでも細かなアタリに苦笑し、更に南下。
途中、雑多な用事を二つ三つ済ませ。
少し時間は早いが、このところ相性のいい南湖の浜で、夕マヅメを狙う。
ここ最近の釣行で、地形は把握、風向きにより狙うポイントも然り。
が、流石に三連休の中日。綺麗に等間隔に並ぶ釣り人の姿。
今朝の豪雨の影響か、水は濁り、風が吹き出す荒れ模様。
集団から離れ、釣り始めるが、どうやら豪雨で地形が変わっている様子。
いやいや、打つ手なし。
時折アタる細かいのに、ここでも翻弄されながら、期待の時間が訪れたるも、
二枚ほど釣り上げたのみで時計の針は18:00。
朝の6:00から12時間と長時間。ようやく琵琶湖周遊の一日が終る。
未だ傾かぬ太陽に、天空は青々と夏の空。
いやいや、夏本番。
久しぶりの休日をじっくり湖岸で延々12時間も遊んだわけだが、
振り返れば、時間に反して寂しい釣果。
いやいや上手くはいかないものだと、
そんな翌週、湖東の町に用事があって、行きの道中短時間。
数分足らずで、気持ちよく一本。
いやいや、先週の12時間はいったい・・・・・・・・
釣れる時もあれば、釣れない時も。
だから釣りは奥深く、愉しくて。
暑さ厳しき折、皆様どうかご自愛ください。
Posted by 京都釣組 at 17:17│Comments(0)
│ブラックバス
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