2013年10月04日
ベイト難民キャンプ 2013 そして・・・琵琶湖
そして・・・琵琶湖。
そんな、ベイト難民キャンプに、切っても切れないのが、琵琶湖。
この、3日間を琵琶湖の畔で過ごす。
時に海へ、川へと遊び場を替えながらも、最後は琵琶湖へ帰着する。
私も琵琶湖で、もちろん竿は振ったのだけど・・・・・
時間にして、計1~2時間ほど。
残念ながら、いつものように釣果は無く、
一度っきりの魚信は、二日目の朝。
ウイード帯のその更に沖、
ペンシルベイトを湖面に滑らせながら、
手前のウイードへ差し掛かるそのタイミングで、割れた水面。
一瞬感じた手ごたえは、針掛りする事無く・・・・・
でもやっぱり、悔しい気持ちなんか無く、
ただ、投げるだけで心地良く、
魚からの反応があったことだけで満たされてしまったのは、
琵琶湖を基点とした、
ベイト難民キャンプの緩やかに流れる時間・空気感のお陰。
やはり、この寛大なる琵琶湖の素晴らしさには、他に代えがたきモノを感じる。
3日目。
前夜の宴も夜更けまで愉しく続き、
ひとり・・・またひとりと、夢の中へと落ち行く中、
少し名残惜しくあったりして、皆が寝静まった頃にゆっくりと湯に浸かる。
風呂上りのビールを愉しんだ後、
色んなシーンを反芻しながら、ようやく私も眠りに落ちる・・・・・
夜明け前、その轟音によって目を覚まし、台風の到来を感じながらも、
その、野太い庵の造りは、しっかりと揺ぎ無く、不安感を消し去って、
再び眠りへと・・・・・
次に目を覚ました時には既に、夜も明け、ほの暗い光に包まれていたが、
その堅牢な造りとは裏腹に、いたるところで雨漏りが。
急ぎ、板場から鍋やボウルを持ち出して、
床のいたるところに並べ置く様は、
昔見た、テレビや漫画のワンシーンのようで笑っちゃうのだが、
ふと見た窓外の琵琶湖の状況に、愕然。
写真では解り辛いが、これまでに見たことのない琵琶湖の様相。
大雨に打たれ、強風に湖面は生き物の如くうねり、
流れ込みからの茶褐色の水がはるか沖合いまで。
時に愉しく、優しく、美しく。そしてこんなにも険しく、厳しく。
身支度を整えながらも、変貌した琵琶湖に目をやり、
流れる台風の情報に、自然の驚異を感じながら、
いよいよキャンプもお開きを迎えることとなる・・・・・
既に半月が経ち、こうして文章なんかを綴っていると、
思い起こされる様々な場面。
そんな場面は、セピア色に変わることなく鮮明で、
いつもBGMのように聞こえる、
屈託の無い、ちびっこたちの元気な声や、
酔狂な釣り人たちを柔らかく、優しく包みながら、
ほんの少しだけ諦め感漂う素敵な奥様たちの瞳。
そして、高々と笑い、アツく楽しく語る釣り人たちの声々。
時に真剣で純粋な視線で居ながらも、いつも、皆が笑顔でね・・・・・
最後の最後で起こったアクシデントに、
お別れの挨拶・お礼もままならぬまま、
慌しくも名残惜しく車を走らせたのだけれど、
そんなかけがえのないこの愉しい三日間を、
琵琶湖のほとりで、共に過ごすことができた感激、感謝は、
例えようがなく大きくて。
本当に、本当に。
皆さん、ありがとうございました。
この感動は、色褪せる事無く、心に刻んでおくことにします。
感謝/くろぼう
ベイト難民キャンプ 2013 完。
Posted by 京都釣組 at 15:15│Comments(0)
│ベイト難民キャンプ
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