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2013年10月03日

ベイト難民キャンプ 2013 川


川。


ベイト難民キャンプ 2013 川

キャンプを終えて、未だ一度も竿振ることは無かったけれど・・・・・

ってことで、ルアーだけは速攻で増えていたりして・・・・・



海でアオリイカを釣り、

皆さんとお逢いでき、

たらふく肉を喰い、酒を煽り、

愉しく、アツく、ゆったりとした時間が流れたキャンプ初日を終え、

二日目となる翌朝未明。


ふと目を覚ますが、まだ暗い窓の外の様子と、

近づきつつある台風の影響か、まずまずの雨音を聞き、再びzzz・・・・・


夢うつつで、コロコロしながら気がつけば、

雨は上がり、想定外に明るい光が。

もちろん、まだまだ眠りの深いトコロにいる御仁たちもいるのだけれど、

窓から望む琵琶湖の水辺には、既に竿振る姿がちらほら。


窓のすぐ下には、番長さんとP太郎師匠の姿があって、

番長さんの寄せるルアーに、魚がワラワラ・・・と。

前日の真昼間に少し竿を振ったのだけど、まったくもって反応得られなかったのが、

未明の雨と、時間帯、この天候からか、いたって高活性の様子の琵琶湖を見て、

ひとり、またひとり・・・・・

と、竿を片手に琵琶湖の浜へ散ってゆく。


本来なら、二日目のアクティビティとして、

サントラッカーをチャーター、皆で楽しく湖上での釣りを。

との粋な計らいを用意してくださっていたのだけど、

台風による悪天候を鑑み中止と相成った。


三々五々に散らばりながら、各々意外に真剣に遊んでいた釣り人たちの数人が、

少しずつ区切りをつけ帰還。

囲炉裏端に囲みながら、あれやこれやと談笑していうちに、話の矛先が・・・・・


そこからの展開は早い。

既に上下をウエアで纏い、頭にはタオルを被り「行くぜ!」モードの御仁の姿も。

未だ湖上をゴムボートで行ったり来たりの釣り人もいたのだけど、

程なくして皆結集。

車三台に分乗し、向かうは・・・・・・・日本海へと注ぐ川へ。

そう、目の前に琵琶湖があるというのにも関わらず・・・・・


道程は僅か半時ほど。

向かう車中での爆笑事はこの場では余談の為割愛するけど、

少し道に迷いつつ、駐車スペースを探しつつ・・・・

目的の川へとたどり着く。

まだ台風は遠く、風は弱い。雨は降ったり止んだりと。

昨夜の雨の影響か、程よく流れのある川面の状況に、

素早くタックルを準備し、いざ。


狙うはシーバス、川スズキ。

さすがの釣り人たち の集まりだけあって、

その道具立ては十分に対応できるモノの様子なのだが、

まさかの展開に私の道具立ては心もとなく、一抹の不安を覚えつつも、

少しゆっくりと準備に取り掛かる。


川べりに下りる頃には、既に皆さん、本気モードのご様子で。

ベイト難民キャンプ 2013 川

後から伺った話だが、

すでにこの頃、残念ながらバラシてしまったらしいのだけれど、

番長さんが60ほどの魚を一本掛けていた様子で、

皆さん昨夜の宴時とは違う、釣り人のオーラがひしひしと・・・・・


まぁ、私としては、初めての釣りなわけで、

皆さんへの期待は高々としていながらも、自身への期待は殆ど無く、

橋の橋脚や、良さげなポイントはエキスパートの皆さんへゆずりつつ、

どちらかというと、皆さんの釣りを見させて頂きながら少しずつ上流へと歩を進める。


何本の橋を潜ったのか、出発地点は既にはるか彼方。

周囲には私を含め3名が少し間を空けて。


パッと見は、一見何も無い橋と橋の中程。

川幅は広くなく、十分に対岸のボザまでルアーは届き、

起伏のある川底の様子を、川の流れが教えてくれる。

そんな対岸に、流れを掠める澱みがあって、

もし、遡上中の魚が留まるとしたら、こんなところなんだろう。

と、後から故に言える「居るならココだ」なポイントを狙い、

少し上流のボサ際にルアーをキャスト。

一投目を見事なまでのミスキャストをしてしまった事はナイショの話なのだけど、

その二投目が、自身でも自惚れることの出来るぐらいに偶然入る。

投げていたのはリップレスサミングに少し手を加えたもの。

ウエイトも軽く、早く引くと浮き上がってくることを釣り上りながら確認していたため、

少しずつラインを送りながら流し、沈めつつ、

狙いの澱みに差し掛かった辺りで、リーリングを開始。

弛んだラインが張り、テンションがかかり、続けて数回のリーリング。

ガツッァ!

いやいや、最高に心地の良い魚信が。

ほんの少しばかりの間を取り、フッキング。

いやいや、堪らない引きを感じながら、

ホントのところは、未だ半信半疑で。

でも、どうやら鯉でもなく、ボラでもなさそうな変な確信が沸き起こり、思わず・・・

「キター!」と叫んでしまう。

そこからは大変。ロッドは十分なはずのスペックを備えたモノではあったのだけど、

これまでに見たことのないくらいに、キレイに曲がっているし、

リールからはドラグが心地よい音色を。

どうにかこうにか魚の泳ぐ方向にも助けられ、寄せてくることが出来、

少し濁りのある水ではあったが足元近くの水深は浅く、

しっかりと魚影を確認することが出来た。

スズキ。まずまず。

ここでもう、魚影を見てしまった私はすでにテンパってしまってて、

いろんな思いが、瞬時にして頭を過ぎる。

「いやいや、やって(釣って)もうた・・・・」

「釣り上げたら、これ、ヒーローちゃうん・・・・・」

「ゴッキーさん、早よ、写真撮ってぇ~」

「今夜の食材に追加の一品かぁ・・・・・」

「?」

「んっ?でも待てよ・・・・・」

「竿は問題ないけど、このリール、昨日のイカ釣りのヤツやん・・・・大丈夫か?」

「えっ?ラインは0.8?いや、ひょっとして0.6・・・・」

「リーダーは・・・・・・」

「スナップも・・・・・・・」

「あぁ、でもこの魚の引き、堪らん過ぎる・・・・・・」

「いや、愉しんでる暇はないで!しっかり釣り上げな・・・」

「でもなぁ・・・・ライン切れたらどないしよ・・・・・」

徐々に、正から負へと、頭の中の思いが展開されつつ、

完全に余裕の無い状況へ。

そして、特有のエラ洗い。

ジャンプ一発、フックオフ・・・・・

・・・・・

いつもながら、詰め甘さは一級品。

今回もまた、いつもの如く、ヤラかす始末に。


キャンプ中という状況下、

相当に悔しい想いも大きかったのは事実だったわけなのだけど、

それよりも、あの魚を掛けることが出来たこと、

あの魚信、魚の引きを味わえたことだけで、

心底満たされた。

まさか釣ることなど叶わないと思っていた釣行だけに、

驚きと感動は一入で、正直言って、

痺れた。


そんな最高のビギナーズラックを味わってしまい、

もう、腑抜け。

心を落ち着かせようと、一本煙をくゆらせた後。

冷めやらぬ興奮のまま、次の一投を。

先ほどと同じようにルアーを少し流し、沈め、巻き始めると・・・・

スカ・・・・・って

急いでラインを巻き取ると、既になんの抵抗感も無く・・・・・

ベイト難民キャンプ 2013 川

・・・・・

どうやら先ほどの魚に、スナップを開けられてしまっていた様子で・・・・・

完全に腑抜け。


そんな私をあざ笑うかのように、雨足が一気に強まりだした頃、ここで皆納竿。

激しく降り出した雨は、

レインウエアを着込んでいながらも、既にずぶ濡れにするのだけど、

気分は爽快に晴れ渡る気持ちでいっぱい。


そんなずぶ濡れの状況により、

地元名物の昼食を との思いは断ち切られ、宿へと帰還。

時計の針は既に15:00を回り、

「ちょっとだけ・・・・」の予定の釣りが、

意外や意外、「かなり真面目に・・・・・」

釣りをした少しの疲労感でまったりと、ゆったりとした午後のひと時を過ごす。


そして・・・・・始まる、今宵の宴。

昨夜の、高級炭火肉料理 に引き続き準備に取り掛かり、

今宵、網の上で繰り広げられる、多種多様な肉の祭典。

ベイト難民キャンプ 2013 川

本日も、スペシャルっぷりは半端なく、

ベイト難民キャンプ 2013 川

愉しく過ごす、釣り人たちの素敵な時間に身を委ねる・・・・・



















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