2013年05月26日
肩を並べて
肩を並べて。
私の釣果じゃないけれど・・・・・
昨日の釣行。
父と息子二人して、朝の湖畔に竿持って。
このところ、ようやく釣れ始めた父の釣果に、
居ても立っても居られずに、次はいつか?と機会を窺うここ数日。
ホントは自分もお爺ちゃん家に行く予定だったにもかかわらず、
父の(竿を振る)魂胆を見抜き・・・・・
夜明け頃に到着し、美しい琵琶湖の朝の景色を との思いもあったが、
残念ながら少し寝坊し、朝二番からのスタート。
時間なく、近くの南湖の浜から始めるが、さすがに週末の琵琶湖。
釣り人の姿多く、到着後間もなく先行者が大きな魚を釣り上げてらっしゃる。
そんな中、肩を並べて釣り始めるが、
表層・中層ともにイマイチ魚信を得ることも無く、
時折あるアタリは細かい。
同じように数度ルアーを替えながら、意外に黙々と竿を振る息子。
少し離れている時に、父を呼ぶ声。
ふと見ると、どうやらライントラブルの様子で、
宙浮くラインの一部がクシャクシャッと。
ゆっくりと近付き、様子を聞くと・・・・・
どうやら魚が掛ったようだが、ラインがこんなになっちゃって・・・・と。
どれどれ、ちょっと貸してみろ、とロッドを預かり様子を見ると、
ググン、ググン!
すぐさま竿を返し、とにかく巻けと。
少しの奮闘の後、なんとか浜にズリ上げ、
冒頭写真の四十半ば。

魚の口には、以前どうしても と言う事で買ってやったプロペラ付きのルアー。
自分なりに、見よう見真似でルアーローテーションの結果だそうで、
あれから僅か7ヶ月。既に父と肩を並べる。
自分が釣るより、嬉しい一魚に、少し安堵しながらも、
少し気合を入れて攻めてみる父は、生憎の空回り・・・・・
人も随分増え始め、この場での最後の一投げをと、
緩やかに吹き始めた風に、湖面がざわつきだしたタイミング。
サムポッパーに、少し派手目のアクションを入れ、
沖からスピーディーに岸辺に寄せた、岸際のブレイクで、
バシャッ と心地よく水面が割れ、グンッと伝わる魚信。
が・・・・・
アワセを入れようとしたリールが空転。どうやらドラグを締め忘れ、
気がついた瞬間に魚は・・・・
フッ・・・・・
いやいや、またもやらかして、親の面目丸つぶれ・・・・・
そんな朝の浜を後にし、朝食を摂りながらプランを考える。
先程からやけに饒舌なその様子から、
先程の一魚の喜びが伝わり、こちらまで嬉しくなる親バカぶりは何時ものことだが、
父としては反省の残る朝の釣り・・・・・
北上しながら、幾つかのポイントの様子を見ようとハンドル切るが、
久しぶりに立ち寄った、数年前まで入れた場所が、進入禁止や、
住民からのたて看板で入ることに躊躇する場所。
釣り人のマナーの悪さの弊害で、釣り場を失くする典型的な事例を、
目の当たりにしながら、気分を変えに、一気に北上することに。
久しぶりの湖西の浜は大賑わい。
運よく空いた駐車スペースに車を止め、第二ラウンドの開始。
しかしながら、浜には多くの先行者。
旬の釣り、コアユを狙う老若男女が端から端まで。
我らの入る隙間も無くて、隣の浜までの散歩を始める。
初夏を思わせる天候に、狙いの魚の気配は無くて、
臨機応変、別の魚に狙いを変更。
さすがに私のタックルでは少し厳しく、傍観しながら、浜を北上。
なぜか自分のルアーケースに、スピナーなんぞが入っているのは怪しいが、
それに応えて魚が反応してくれ、釣れはしないが愉しんでいる様子。
少し竿を拝借し、何とかニゴイに口を使わせるが、フッキングに至らず、
浜のスプリンター、ハスにも数度口を使わせるが同様。
否、一魚だけ何とか釣り上げることができたのは、10cmほどのハス。
これが私の唯一の釣果となるとは・・・・・
途中、再度ライントラブルに見舞われ、
釣具屋にラインを買いに走り、時間を浪費したせいか、
二度目に入ったタイミングでは既にハスの回遊も岸際には無く、
まったりとした、時間が流れ始めたのだが・・・・・
浜行く後が少し騒がしいと振り向くと、
ジリリリリ・・・とドラグ鳴らして曲がる竿。
すぐさま湖中に目をやると、ギラッと光る湖中の魚体。
ハスにしては大きすぎると、近寄りエールを送るが、
巻けば出され、巻けば出されと、
本人は必死であったかもしれないが、
釣りの楽しさを存分に味わっている様子。
ただ、朝の一魚で覚えたように、
徐々に自分が後ずさりながら、ゆっくり魚を寄せズリ上げる。
五十弱のニゴイ。
子供にとっては、魚種などどうでも良く、
逆に、違う魚が釣れたことのほうが嬉しいようで、
先程まで広がっていた鼻の穴が、更に広がりを見せる。
よくがんばりました。
その後も暫く浜の散歩は続いたけれど、その後は何事もなく、
あまりにも良すぎる天候と、そろそろ娘を向かいに行く時刻となり、竿を納める。
よほど嬉しく、愉しかったのか、
走る車中で話す口ぶりは、いっぱしの釣り人のそれ。
と思った瞬間、早朝からの疲れか、ほっとしたのか、
ZZZZZ・・・と。
今日一番愉しかった瞬間は、
ニゴイとのファイトの瞬間で、
そんな、息子の次の目標は、
「トップで釣ること」なんだと。
・・・・・
いやいや、まったく・・・・・
更に夕方、小さなミラクルが待っていようとは・・・・・
Posted by 京都釣組 at 21:21│Comments(2)
│ブラックバス
この記事へのコメント
「とにかく巻け!」良い判断でしたね!^^
うちの子はまだ5歳なので釣りに連れて行っても
直ぐ飽きて他の事に夢中ですが、いつかは私も
くろぼうさんみたいに仲良く釣りしたいです!
釣りは一生の趣味ですから!
ここから自然や環境について色々と学ぶ実体験が
きっと宝物になりますね^^b
うちの子はまだ5歳なので釣りに連れて行っても
直ぐ飽きて他の事に夢中ですが、いつかは私も
くろぼうさんみたいに仲良く釣りしたいです!
釣りは一生の趣味ですから!
ここから自然や環境について色々と学ぶ実体験が
きっと宝物になりますね^^b
Posted by たろ吉 at 2013年05月28日 15:53
→たろ吉さん。
こんにちは。
いつもコメントを頂きありがとうございます。
今回の釣行は、完全に息子の独り舞台となり、
嬉やらお恥ずかしいやら。
小さい頃は飽きないように餌釣りで楽しんでおりましたが、
ようやくルアーでも一緒に釣り遊びが出来る頃となりました。
自分一人での釣行が減りそうなのは少々危機感がありますが、これからもたまには、二人三脚、
ひょっとしたら三人四脚?での釣りも愉しんでいこうと思います。
たろ吉さんも、そんな日が来るのは直ぐですよ!
こんにちは。
いつもコメントを頂きありがとうございます。
今回の釣行は、完全に息子の独り舞台となり、
嬉やらお恥ずかしいやら。
小さい頃は飽きないように餌釣りで楽しんでおりましたが、
ようやくルアーでも一緒に釣り遊びが出来る頃となりました。
自分一人での釣行が減りそうなのは少々危機感がありますが、これからもたまには、二人三脚、
ひょっとしたら三人四脚?での釣りも愉しんでいこうと思います。
たろ吉さんも、そんな日が来るのは直ぐですよ!
Posted by くろぼう at 2013年05月28日 16:30
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