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2016年09月05日

早秋ライトゲーム


早秋ライトゲーム。



夜明けの空には季節の推移を告げる鱗雲。


お盆休みさえまともに取れず、例年のように竿振ることもままならなかったこの夏。

既に季節は進行し、水辺も秋の様相で、

残り僅かとなった、渓での釣りに後ろ髪を惹かれつつ、

久しい大湖での釣りにも想いを馳せたりしながら・・・・・

恒例となりつつある早秋のライトゲームへと、

8月最後の週末、京都初老会(別名ダンディースリー)ので。


夕刻前には出発し、相変わらずの道中を愉しんで、

ウォーミングアップにシーバス、チヌを軽~く狙ってみたりして。

怪しいアタリは数度得たけど、残念ながら魚は獲られず。

時計の針が良い頃合になったところで半時ほどの移動。

狙いはアジなんだけど、これが なかなか・・・・・

この時節、まだまだ小さく極小で、

わんさか居るのに、アタリはあるのに・・・・・ノらなくて。

そんな歯痒い釣りを、夜空見ながら愉しんで、

星の多さに感嘆し、時折走る流れ星に願いを込めるも、それでもやっぱりノらなくて。

少し沖目でようやくフッキングしてみれば、カマス。

少々ムキになってどうにかこうにか、極小豆アジ。



時間の経過はあっという間で、2:00を過ぎたあたりで、

運転手の責務として仮眠を取ることに。

目が覚めたのは夜明けの少し前。

夜を徹して、そんな細かなアタリに奮闘している会長の様子も気になって、

水辺へ戻るも、芳しくないご様子で。

水面では豆アジが乱舞のライズ。

暫く試してみるものの、やっぱりアタるがノせられなくて。

リールを取替え、エギを結んで、狙いを替えて、数投目。

クイッと特有のアタリを獲るが、これまたやっぱりノせられなくて。

それでも、ポイントを絞って丁寧にアクションと間を入れていけば、



いい感じ。



夜も明け始め、爽やかな早秋の柔らかい風を感じながら、

ロッドを伝うアタリを感じて。

ロッドが柔らかいこともあるけど、綺麗に曲がり、グイグイ良く引く、



まずまずの一本も。

すっかり明るくなってからは、反応が無くなり移動。

実績のある湾奥で様子を見るのだけれど、思うように事は運べず、



外海に面した磯~ゴロタ浜続きの堤防へ。

ウネリと時折襲う波しぶきをなんとか避けたり、

逃げ切れず胸から下をずぶ濡れたりしながら、探り続けて。

思いの場所には、



やっぱり素直に居てくれて。

同じような条件が揃ったポイントで、



小さな1杯を経て、

居場所を見つけてしまえば、



サイズアップに、






連荘で。

足元のゴロタにへばり付かれて、いくつか取りこぼしはあったけど、

秋イカの様子は十分で、

帰路のサーフで、



もう一本。

夜中のアジにはフラれ続けであったけど、

素直な新子に癒されて、早秋のライトゲームを堪能させて頂いた、

そんな釣りの愉しいひと時。


イカが続いた、当ブログ。

そろそろ、魚が釣りたいところです。


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2016年08月19日

剣。



お盆の前週、暦では立秋の日曜日。

日暮れ時から沖合いへ、この夏二度目の剣先を狙って。


すっかり定着し人気を博したこの釣り。

いつもの海域では、この時期何処も満船で、

今回は海域を変えての釣行。


山間を走り、海へと続く牧歌的な田園風景を抜ける。

傾き始めた陽射しを受けて、どこか「少年の夏」を思い起こさせる、

少し早い夏休みの様相を越えると、目指す桟橋はあと少し。


船は定刻の18:30に桟橋を離れ、一路沖合いへと。

思いの外長く走って船はようやくスローダウン。

アンカーを打ったのは、水深78m・・・・・

この釣りにしては、なかなかに、深い。



西を向けば、美しく紅い夕日が海面を照らす夏の夕暮れ。

船長の指示で、潮の様子を見るために試しの一投。

ルアーが沈むにつれ、ラインがぐんぐん流される。

上潮が早く底潮は緩い、所謂二枚潮。

これでは難しいと判断した船長、碇を上げ、シーアンカーを投入、

潮に同調させ緩やかに船を流す。

船には灯りが灯されて、



もう一度試しに一投をとのことで、ルアーを落とすと、

少し流れながらも素直にラインが海中深くへ。

そんな一投目、着底から少しアクションを入れ、竿先を注視していると、

?な違和感。

普段の倍近い水深で、少々解り辛くはあるけれど、

確かに竿先が入った感があり、疑わしきはアワセろとばかりに軽くフッキング。

一投目からまさか、と半信半疑ではあるけれど、重みの増したルアーを巻き上げてみれば、



幸先の良い一本目は、まずまずのビール瓶サイズ。


船中一気に活気が上り、各々鉛スッテ(+エギ)を投入。

次の一投、先ほどと同じように、時間帯も考え底付近を探っていると、

手元にまで伝わる、暴力的にひったくるようなアタリ。

すかさずアワセてリールを巻くのだけれど、かなり引く。

一升瓶サイズの「剣」を期待しながら水深70mを巻き上げると、



今度はスルメイカ。

狙いとは違うイカだけど、これはこれでアタリや引きが強く愉しませてくれる。


そんな好調な滑り出しを何とか維持して杯を重ねる。

時には鉛スッテとエギの双方に掛かるダブルヒットや、

一升瓶近いサイズも釣上げて、船中も徐々に盛り上がりを見せる。

一際大きく、ガツッとアタリ、グイグイ引っ張る獲物を上げれば、



ガッツリ鉛スッテを咥え込んだエソだったり、

(お陰でスッテはボロボロで使い物にならなくなってしまったけれど)

夜の闇が深まるのと併せて、灯りに集まる食物連鎖が始まって、

船の周囲は賑やかな生命感に溢れる。

釣れるイカの棚も徐々に上擦り、水深10mほどでもアタッて来るように。

そうなると手返しも良くなり、更に杯を重ねるようになって来るのだけれど、

釣果は程なく十分な域に達してしまい、少し休憩を挟んだりして。


船上は賑やかに愉しく、夏の夜の宴。

もうひと釣りしようかと、腰を上げて灯りに照らされる海面を見れば、

いつしか、回遊魚の集団が船に着いた様子で、

反時計回りに定期的に姿を見せる。

それに合わせてあちらこちらで小魚が逃げ、海面が割れる。

こうなるとおそらくイかの棚が下るのは必至で、底付近を再度狙ってまた数杯。

ただ、そんな底で掛けた烏賊を巻き上げてくる途中に、回遊魚に遭遇すると、

必ず、身が齧られていたり。

水深深く手返しも悪くなって、飽きたと言えば贅沢だけど、もう十分で。

そうなると、やっぱり魚が釣りたくなるのも、釣り人の性。

あわよくば魚。との思いは元々あって、

二本のイカ用タックルに加え、追加で用意してきたライトゲームタックルに、

10gのメタルジグを結んで遊んでみる。

しばらくは少し沈めてジギングのようにシャクリ上げてみたのだけれど反応無く、

次に、回遊にタイミングを合わせて表層付近をただ巻きで引いてくる。

すると、途端に魚の反応が出始め、追いやアタックが出る。

巻き取るスピードを調整しながら、魚に合わせて、

グンッ。

かかった瞬間から良く走る。おまけにジャンプを3度、4度と。

船上から見ていると、ツバス~ハマチクラスの青物かと思っていたけど、

そんな愉しいファイトを味合わせてくれたのは、



ペンペンサイズ(50ちょっと)のシイラ。


そんな愉しい魚たちと戯れ遊んでいるうちに時刻は進んで、

いつしか回遊魚も船を離れて。

残り時間が少なくなって、この夏最後になるこの釣りをもう少しだけ愉しもうと。

水深を探り直して、棚を見極め、誘って、待って。

竿先に出るアタリに一喜一憂しながら、掛けて。

普段の海域と比べて、アベレージの大きいイカ釣りを愉しんで。

時計の針が、あと一周で帰港時間に差し掛かる頃、

繊細なアタリに反比例するグイグイと強力な引きを味わって、



剣。

文字通り、剣の先。

一升瓶サイズ(約40cm)をゆうに超える、私の年齢ほどの一本を。


この一本で、満ち足りて。

少々釣り残し感のあった、前回と比べて、

サイズも数もちょうど年齢ほどという、釣果にも恵まれ。

過ぎ行く季節を惜しみながら、この、夏の釣り を堪能。

そんな、夏の釣りの1ページ。


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2016年07月14日

夏夜の旬を


夏夜の旬を。



過日週末。


懸念していた台風1号も、温帯低気圧へと勢力を縮小し、

気象予報も、現地では雨雲無く、風も波も穏やかで。

夏の風物詩的釣を愉しむべく、一路丹後へ。


夏の夕刻、陽はまだ高く、

18:00少し前に出船し、港を出れば、



その様相は、夏の海。


狙いは旬の、シロイカ(ケンサキイカ・マイカ)。例年の恒例的釣行。

チャーター船で、のんびりワイワイと愉しむ、行楽的釣行。


船は少し彷徨った後、水深45mでアンカリング。

期待の薄い、明るい時間帯をのんびりとやり過ごし、

徐々に水平線へと、







陽が吸い込まれる 美しい夕景に、



次々と点される漁火もまた幻想的で。


19:30、点灯。

明かりに集まる生命反応が徐々に高くなるのを待ちながら、

手探りの釣りを続ける。

連日好調を続けているここ最近の状況ながら、小一時間反応は無く、

時計の長針が一周と1/4を超えたあたりで、



ようやく、船中一本目を運よく。

タナは中層、鉛スッテではなく枝のエギ(2.5号)に竿先に出た微細なアタリ。

しかし、単発。後が続かない。

左舷で何とか一本追加が出た後、



少し小ぶりなのをもう一本。


このまま調子は上向くかと思いきや、残念ながら釣り止んで。

無線で入る他船の状況を聞きながら、

珍しく、移動を決意する船長。

西へと船を走らせて、再びアンカリングは同水深。


停泊後程なくして、底付近で竿先に小気味よいアタリ。



今度は、鉛スッテにまずまずのサイズ。


ここから数本、立て続けに杯を重ねるものの、

船中やっぱり芳しくなく、

ツ抜けた頃には、あっという間に釣り止んで、

再び沈黙の時間帯。


再移動。さらに船は西へと向かう。

彷徨いながら時間は経過し、残り時間が気になり始める。

この3か所目でようやく落ち着き、少しずつ皆の竿が曲がる中、

左舷の一人が入れノリに。

私のほうも、



時にはダブルヒットもあったりするけど、サイズは伸びず、



ポツリポツリと、拾い釣り。


徐々に釣果は下向いて・・・・・

残業1時間の後、竿を納める事となる。


なかなか厳しい状況で、群れの回遊も少なく、

タナも定まらない中ではあったけど、

この釣り独特の釣味を愉しむことは出来、

数日間の食卓に賑わいを添えるぐらいの釣果も得、

まぁ、まずまず。と言ったところで。

そんな、夏夜の釣りの愉しいひと時。









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2016年01月27日

1/40

1/40。



頭上には、雲の合間に満月が煌々と。

まさかこれで40年に1度の大寒波の到来だとは思えない、そんな先週末。

サムルーズが好き」のゴッキーさん(ゴリイカさん)。

ベイトでいこう!」のyouさん(ユーユさん)。 

と連れ立ち向かうは日本海。

旬のヤリイカと、アジ・メバルを狙って。


何もこんなタイミングで・・・と思うトコロはほんの少しあるのだけれど、

日時を選んでばかりでは、釣りに行けない部分もあって・・・・・

いや、行ってみて、釣りが無理ならそれでも良いかとそんな感じもあったりで、

本旨としては、釣りは二の次三の次。

昨年末に、ようやく手に入れたジェットボイルで

寒空の下愉しむ、暖かなカップラーメンやコーヒータイムだったり。


で、



目的は、達成。

瞬く間に月が翳ってからは流石の暴風雪で、

「愉しむ」には程遠い状況ではあったのだけど、

まぁ、次の40年後を経験できない我々としては、40年に1度の大寒波を堪能。

気温はもちろん氷点下。ガス燃料の気化効率も悪くなり、

流石の 「ジェットボイル」 も 「やっとボイル」 の有様ではあったけど、

暖かなカップラーメンを愉しんで。


釣りのほうはと言うと・・・・・

横殴りの風に雪。ラインは流され、エギの操作もままならず、

容赦なく吹き付ける突風に振られる竿先は、烏賊のアタリなのかと思うほど。

それでも投光機を焚きながら釣りする餌師の方々は時折良型のヤリイカを挙げていて、

居る筈のヤリイカを釣りきれない歯痒さと、寒さとで小一時間ほどで折れそうになるも、

丁度風を背に受ける防波堤が空き、もう少し粘ってみることに。

風・潮の流れと防波堤で生み出される流れの淀み・反転流 みたいな場所を狙い、

ひと投げ毎に層を刻んで、ゆっくりとしたシャクリを入れながらアタリを待つ。

幾度かのアタリめいたものを感じはしたけど、この風では不明瞭。

そんな中、明らかに クイッ と。



この悪天候の中、どうにかこうにか嬉しい1本。

アオリイカやシロイカ(マイカ・ケンサキイカ)、スルメイカはこれまで釣ってきたけれど、

自身、初となるヤリイカ。40年に1度の嬉しい1本。

現金なもので、この一本で、血が巡ったのかどうなのか寒さを感じなくなったものの、

後が続かずじわじわと、寒さと言うより冷たさ・痛さが押し寄せて・・・・

一旦竿を置き、上述の ジェットやっとボイルタイム へと場所を移して。


少しばかり身も心も温かくなって、いくつかのポイントを見て回るものの、

続行不可能であることは、車を降りずとも見て取れて。

帰路の途中となる、風が遮られるポイントを最後に立ち寄ってみる。

狙いはアジやメバルといったところで、

これまでにそれらの実釣・実績はないのだけれど、

予想通りに、風は柔らかく先程までの悪況が嘘のよう。

冷たさは相変わらずで、ジンジンと痛いほどに突き刺すけれど、釣りにはなる。

早速友人が極秘ワームのジグヘッドでタケノコメバルやセイゴを釣り上げ、

心は少しホットになるが、一魚が遠い。

幾度かの小移動を経て、ようやく魚信を得た頃には、

指先の感覚はほぼ無い状況ではあったのだけど、



かわいいメバルが癒してくれた。

その後も少し粘ってみたが、身体の芯まで冷え切って退散。

車中で暖を取りながらの仮眠を経て、

天候も釣果も厳しい状況ではあったのだけど、

友人たちとの釣行は、愉しくアツく、

40年に1度の釣りを終える。











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少々消化不良の感は否めなく、近々また・・・・・






  

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2015年09月15日

サーフで秋を愉しむ

サーフで秋を愉しむ。


先週後半から体調降下。

週末の土曜日に外せない打ち合わせが複数あって、どうにかこうにかやってきたけど、

土曜の朝一、久し振りに医師のお世話になることに。


お陰で打ち合わせを乗り越えられたのはいいのだけれど、

夕刻頃から考えていた釣行は諦めざるを得なく。


リールをあれやこれやと弄くり遊んで、ゆったりとした土曜の夜を過ごし、

ようやく訪れた休日の日曜は、随分久し振りにゆっくりとした朝を迎えて。


睡眠と、処方された薬のお陰か、すっかり体調は良くなって、

流石に渓へは無理だとしても、どこか足場のいい水辺までと。


タックルを3セット。

行く先定まらないままに車を走らせ、

いくつかの山を越え行くうちに、

曇天であった空の様子も、昼前には爽快な秋空に。

そんな秋空の下、今日の釣りを、秋のアオリイカの様子を見てみようと。


しかしながら、ゆっくりとした朝を過ごしたこともあって、

海沿いを走りながら流し見る要所には、どこもかしこも人だらけ。

おそらく週末からずっと叩かれ続けていることは想像に容易で、

期待できない釣果を求めず、新しい場所探しへと想いはシフト。


半島を北へ。

見下ろす要所、漁港はやはり人が多く、そんな中へ分け入るのは勘弁。

うろちょろしながら、北から二つ目の港から続く小石の浜へ降りてみる。


港の賑やかさと比べると、人っ子一人いない少し侘しさ感じる浜だけど、

少しばかりの可能性ぐらいは見出して、いざ。


200mほどの浜を、ざっくりと打ちながら往路を突き当りまで。

地磯に繋がるこの南端に期待をしていたのだけれど・・・・・不発。

復路は、シモリを手掛かりに角度を変えながら丁寧に探り戻ってみる。

が、反応を得られず。

浜の中ほど、少し沖の潮通しの良い消波ブロックの切れ目。

そこからの流れがあたるシモリ廻りでようやく、クンッ。

烏賊特有の心地良いアタリを得、逆らうことなく波に乗せて浜へスリ上げ。

どうにかこうにか、今年の初物。

胴長15cmに満たない小さな一杯、手短に写真を撮ってリリース。

とりあえずの一本で、気持ちも身体も楽にはなったが後には続かず。

浜を戻って、車で移動、もう一箇所も初場所にて様子を見るが、

一度だけ、更に小さな一杯が、遠巻きにチェイスするのみ。

まぁ、秋は始まったばかり。

これから深まる季節を愉しみにして、竿を納める。




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2014年12月14日

秋の釣り残しを

秋の釣り残しを。




前記事の、初めてのキス に興奮してか、

はたまた、夜中に常宿の照明が点いたり消えたりしたもんだからか、

なかなか寝付けず、うつらうつら と。

ようやく眠りが深みに差し掛かる頃、携帯電話のアラームが。


そんな中途半端な睡眠ながら、意外に目覚めはスッキリで。

早速身支度を済ませ、車で数分の船宿さんに、レンタルボートの手続きへと。

一旦宿へと引き返し、ゆったりとした朝のコーヒータイム。

最近の釣果情報や、厳しい冷え込みの状況を鑑みて、

スタートは陽が昇り始めてからに。


早朝のテレビには、「釣りごろつられごろ」が放映されており、

瀬戸内海のハマチ(ブリ・メジロ)」が景気良く揚がっている映像。

タイミングよく、先ほどのレンタルボートの手続き時に、

船宿さんが、ハマチのナブラが調子よく立っているんだとかで、

いやが上にも、期待は高まりつつあって。


が、今回の釣りは、秋に釣り残したアオリイカ。

例年数度は足を運んで愉しむエギングも、

今秋は、ベイト難民キャンプで火が点いてしまい、

琵琶湖へ度々通っているうちにシーズンも終了。

思い起こせば、初秋(晩夏)の釣行で、

シーズン初期の豆サイズを少しのみ。

私の釣りするエリアでは、岸からではもうかなり厳しい状況。

季節もすっかり冬へと移り、

それならばと、深場へと移行する、少し大きくなったアオリイカを

ティップランで狙おうと、そんな釣行。


7:00頃、港を出港。

昇り始めた朝日を浴びながら、

一路、大きな地形変化のある水深30mラインへとボートを滑らせる。

天候は良く、波も穏やか。

しかしながら、風が弱く船が思うようには流れない、ティップランには少し気難しい状況。

時折、(小)魚らしいアタリは得るものの明確なイカのアタリは竿先に現れず。


望む内陸側の紀伊山地には、

うっすらと雪化粧を施した山並みが連なるものの、

体感温度はさほど寒くは無く、心地の良い釣り日和。

コースを変えながら流し直すこと数回。

ビビンと竿先が動く明らかなアタリを得るのだけれど、

瞬時に掛け合わせる反射神経は鈍い・・・・

が、次の瞬間グンッと竿先が綺麗に入り、今度はしっかり掛けアワセ。

心地良い重みを感じた途端、ドラグが静かに鳴き、

この夏、新たに入手したロッドが綺麗に曲がる。

掛けた水深は約25m。

まずまずサイズは良さそうで、久し振りの特有の引きを堪能。


秋の釣り残しを一本に凝縮したかのような、

久し振りのキロアップに、鼻の穴は広がりきって、緩んだほほは暫し戻らず。


同じポイント、タイミングで友人にもこの時節のアベレージが一本。

このまま今日は上り調子にとの思惑は、

その後幾度と無く流しなおしてもウントモスントモな状況に、

見事に打ち破られることとなる。


そんな中、時折ざわつく海面。

海鳥たちが押し寄せ、海面は激しく波立つ。

出船前に、船宿さんが言っていた、ハマチのナブラ。

敢えて、今回はそれを追うことはしなかったのだけど、

うまくボートポジションが射程距離に入っていたタイミングで、ルアーを放り込む。

が、ベイトが小さくルアーが大きかったのか、なかなかうまく噛み合わない。

それでも一度は掛けたのだけど、魚を手にすることなくフックオフ。

あとは、アタリは得るものの、フッキングには至らずで・・・・・


水深と地形を見ながら、

そんなナブラ打ちを時折はさみ、

ライトジギングやタイラバも組み込んでの、

釣れないティップランは続く。

昼前にしてようやく風が吹き始め、少し期待は高まるものの、

その風、著しく激しく、今度は釣りにならない始末。

体感気温も、釣果も寒く、一旦風裏へと。

水深約15m。海底はフラット。

あまり期待は持てないものの、相変わらずのティップランを続け、

偶然の一本を。

朝の一本に比べるとサイズこそ小さいものの、

お刺身で頂くには丁度良い。


結果的にこの一本が最後となり、

今年の秋の釣り残しを求めた釣行は納竿。


期待していた数には遠く及ばなかったけれど、

水温の安定しないこの季節。

久し振りに満足のいくサイズも掛け得たことだし、まずは上々ということで。


そんな初冬の洋上で、釣りのひと時。





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LURE:Squid Seeker 30 Regular #23



感謝。










  

Posted by 京都釣組 at 18:18Comments(0)エギング

2014年07月27日

旬の愉しみ

旬の愉しみ。



連休明けの夕刻より、洋上で旬を愉しむ。


狙いは季節の風物詩、シロイカ。


電動リールに5~7連の浮きスッテ胴付仕掛け がこの釣りの主たるモノだったところ、

鉛スッテ単体で狙うことで、誘い・喰わせ・掛ける といった、ゲーム性が高まって、

ここ数年「イカメタルゲーム」などと呼ばれるようになり、

ルアーフィッシング好きの釣り人に受け入れられたご様子で、

今ではエダスを設け、エギや浮きスッテを取り付ける仕掛けや、

船アオリでお馴染みの中オモリエギングなど、

更にはその派生した仕掛けや、地域色豊かな色んな仕掛けが溢れているようなのだけど、

仕掛けはそれぞれに違っても、誘って、喰わせ、ロッドティップに出る反応を見て 掛ける。

という、そんな一連の 釣り味 が愉しくて、私も夏の間に数回は訪れる。


また、このシロイカ釣り。

釣り≦漁 の様相で、20~30は当たり前。否、少ないぐらいで、

状況次第では三桁超えという有り様。

普段、釣りでは数やサイズに拘らないつもりでいる私なのだが、

この釣りだけは少々欲張りになってしまう始末。

今回も、それなりの数をお土産に、との魂胆で挑んだのだが・・・・・さてさて。




18:00出船。夏の夕刻陽はまだ高い。


港から10分足らずで早くもスローダウン。

ポイントを探っているのか、暫し彷徨い、アンカー投入は水深55m。


まだ明るいうちは、タナは底。

活性も低いことが多く、どちらかというとウォーミングアップという感じ。

日暮れ頃から灯が焚かれ、その明かりにプランクトンが集まり、

プランクトンを求めて小魚が集まり、それを狙ってシロイカが集まる。

と言った食物連鎖が繰り広げられ、そのシロイカを人間が・・・・・

タナも徐々に底から上ずり始め、水深10mほどになることも。




そんなことでスロースタートな気分だった訳なのだけど、

一投目のフォールでさっそく友人が揚げるモノだから、一気にやる気は急上昇。

しかしながら、時折アタリはあるものの、これがなかなかうまくノセられず、

船中、後が続かず陽が沈み、灯りが焚かれるのを待つばかり・・・・・




ようやく灯りが灯されたのが19:30頃。

時を同じくして、他の沖に出ている各船にも灯りが焚かれ、

碧い夕闇に浮かぶ漁り火が美しい。


少しずつ釣果が出始め、賑わい出す船上。

タナはまだ底付近であったり、

時折30mラインであったりとコロコロ変わり、捉えきれずにいると、

底付近で、クンッ! とロッドティップに反応が。

それまでに、中々アワセきれずに悶々としていたアタリを

今回はしっかりと捉えられ、久しぶりのイカの引きを味わう。



小型ながら一杯目は、鉛スッテの枝に取り付けたエギに。


まずはこれで一安心。

いつか訪れる、「入れノリタイム」を心待ちにしながら、ポツリポツリと拾い釣り。

タナは一向に上がる気配を見せず、皆一様に底ベタのまま。

鉛スッテに掛かることもあったのだけど、

終始枝のエギや中オモリエギングでポツリポツリ。

それでも2連荘や3連荘もあったりで、一瞬 期待感は高まるのだが・・・・・

どれも単発に終わる・・・・・


時折、まぁまぁの大きさのも交えながら、

終始盛り上がりを見せず夜は更けて・・・・・


24:00の納竿間際の30分でようやくパターンらしきモノを掴むも時既に遅し・・・


終わってみれば、釣果は期待に及ばず例年の半分ほど。

まぁ、数日間の食卓を賑わす分には事足りる釣果で、

今期の初陣としては、十分に愉しむ事は出来たのだけど。


例年であれば釣果の安定する7月下旬。

今年はまだまだ日ムラが大きく、いろんな船を見てみても、

竿頭三桁の日もあれば、一桁の日もあったりで。

釣れる日もあれば、釣れない時も。

まぁ、そんなの全部ひっくるめて釣り愉しめればこれ幸い。


そんなシロイカ釣り。

釣ることの愉しみだけでなく、本旨は食にあったりして。

地方によってはブランドとなっているシロイカ。

イカにも色々あるけれど、いやいやさすがに・・・・・美味なり。


旬の愉しみ。

こんなのも愉しき釣りのひととき。




ROD:TENRYU/HORIZON LJ HLJ62B-FML

REEL:SHIMANO/OCEA CALCUTTA 201HG

LINE:YGK/JIGMAN WX4 #1

LEADER:SUNLINE SYSTEM SHOCKLEADER FC 20lb

LURE:DAIWA/Emeraldas(2.5~3.0)+#15~20



ROD:Valley Hill/Retrograde RGS-78MH

REEL:SHIMANO/10'Sephia BB C3000SDH

LINE:UNITIKA/EGING SUPER PEⅡ#0.6

LEADER:UNITIKA/EGING LEADER #2.0

LURE:WAKI/BP鉛トンボ ニューパール(12~15)+DAIWA/Emeraldas(2.0~2.5)








  

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2013年11月09日

秋釣道中 ~③海辺にて~


秋釣道中。




最後は海辺へ。


秋も終盤に差し掛かり、間もなく終る季節の旬を手土産にと。

例年、シーズン終盤のアオリイカ釣行は、

それまでの実績場を外し、次年のことも視野に入れ、新しいポイントを求めて。


夕刻迫る時刻となり、

半島半ばのトンネルを抜け、小雨に煙る最初の港に車を入れる。


生憎の天候ではあるけれど、

複数のグループが、それぞれに釣りする姿に混じって、

エギを放り、シャクる姿もチラホラと。



そんな突堤とは反対の磯場へと歩を進め、様子を見つつサクサクッ。

との思いがあったが、まさかまさかの先行者。

完全に周囲に同化されており、気付かず思わずビックリと。

お声掛けをさせていただき、状況なんかを聞いてみると・・・・・

かなり厳しいご様子で、

相当長く粘釣されていたらしいが 「全然・・・」 と。

突堤から遙々足場の悪いところを歩いてきたのもあって、

十分に距離を取り、少し投げさせてもらう事に快諾頂き、いざ。



初めての場所。

生憎のローライトとさざ波で、海中の様子は見て取れないが、

周囲の地形や、潮流、海面から突出している岩場の配置を考えて数投。

居れば、この数投で抱いてくるはずなのだけど・・・・・

やはり状況芳しくないのか・・・・・

と、差し迫る納竿時刻に気が急き、実績場所への移動を考え始めた矢先に、


クイッ!




小さいながらも、なんとか一本。

このサイズが釣れるなら、イージーに行けるかな・・・・・

との甘い思いは儚く、まるっきり後が続かない。

先行者の釣り人も、とうとう諦め帰っていかれ、程なくして私も。


少々寂しい手土産に、もう一本ぐらいと、

帰り待つ我が子の顔を思い浮かべて、

突堤から磯場を結ぶ中程の、テトラ帯でもう少し。

しかしながら、厳しい状況に変わりなく時計の針は間もなくキリのいい時間。

数投続く、毎度御馴染みの 「最後の一投」 を投げ終わる・・・・・

が、ふと何気なく、テトラをひとつ、左にずらし、

悪足掻きもいいとこなのだけど、これがホントに最後の一投。

季節の進み具合を考えて、秋と言うより少し春の釣りに近い攻め方で・・・・・

それも空振り?残りは足元僅か数メートル。


グンッ!!


心地よいアタリにドラグが ジッ と。

引きを愉しむ余裕無く、後はゴリ巻き、

最後は半ば強引に、少々足場が高いが抜き上げる。



まずまず。

この秋一番の快心の一本に、喜びもさることながら、ほっ とする。

気持ち良き 締め に区切りよく、さぁ、帰ろう。

と、欲多き釣り人は更に数投したのは言うまでもないが・・・・・

程なくして、納竿。



丸一日を、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、

魚を釣ったり、のんびりしたり。

秋の小さな釣り旅は、そんな感じに一日の終わりを迎える。

今日一日の釣りはこれで終わりだけれど、

釣り人の夢は、終ることのない、旅の途中。












  

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2013年10月23日

秋烏賊を求めて


秋烏賊を求めて。



そんな、悔いの残るシーバス釣行を後にし、

愉しい車中に気持ちは和み、

次なるフィールドは秋烏賊を求めて。


山を越え、トンネルを潜り、開けた先に見る海に心が晴れやかに。


こちらもあれからひと月ぶり。

この一ヶ月でどのように状況が変わっているのかをまず見てみようと、

今回こそは、友人に初めてのイカを釣って頂きたい想いもあって、

少しは勝手知ったる、前回同様のポイントへ正午頃。


下り坂予報の天候も相まってか、釣り人は多くはなく、

エギングをするアングラーも僅か。

ただ、足元を見ると、真新しい墨跡が幾つか見て取れ、否応なしに期待は高まる。


社員Aさん,ゴッキーさん 共に二度目のエギング。

波止の袂で、二言三言の「こんな感じ」をお伝えし、

まずは手堅く実績場へ向かい、いざ。


このひと月での状況変化。

ここ最近の気温の冷え込みに加え、

昨夜降った雨の影響。

また、季節の進行と人的プレッシャーの影響か、

前回は随分と見ることの出来た、烏賊の姿は・・・・・無い。

さらに、横からの風がまずまず強く、

少し足場の高いこのポイントでは、ラインがはらんで釣りし辛く、

風のつくるさざ波で、海中の様子を垣間見ることが難しい。


そんな中、少し手こずりながら、手探りしてゆくと、



小さいながらも、とりあえずの一杯目。

烏賊の存在を見せることで、お二人のモチベーションを上げる。

が、本日、正直なかなかに難しい・・・・・

人に釣ってもらうってのは、言葉では幾つか説明できても、

なかなかそう簡単にはいかなくて、

目の前で釣って見せるのが一番の近道かと、



どうにかこうにか釣って見せるのだけれど・・・・・


ゆったりとした、海辺の午後。

三者三様に各々勤しむ。

動きながらの拾い釣りでポツポツと数杯追加し、

防波堤の先端で奮闘していた社員Aさんが、片手にブツを持ってやってきた。

秋の岸からの釣りにしては、まずまずのグッドザイズ。

キャスト後のフォールで喰ってきたそうだ。

結局ここから、計3杯を釣り上げ、家族へのお土産を確保した社員Aさん。

何とか一矢報いたいゴッキーさんであったのだけど・・・・・

残念ながら、願い叶わず。

自分が釣るよりも、人に釣ってもらう事が、いかに難しいか痛感させられる・・・・・

ただ、前回よりも「ええ感じ」を醸し出していらっしゃり、

恐らくは次の釣行あたり、そろそろ という感じで、

後は場数を積めばそのうち「ちょろいのぉ~」となる予定。


私もその後数杯追加し、



まぁまぁなのも混ぜながら、釣り愉しむことが出来、

本来なら、夕刻頃からのいい時間帯まで続けたかったところなのだけど、

私の所用で、15:30、竿を納めることとなる。


別の用事は程ほどに、すっかり釣り遊びに勤しんでしまった今回の釣行。

深まる秋に、愉しい一日。

































  

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2013年08月05日

揺られて揺れて


揺られて揺れて。





随分と久しぶりとなるオフショアの釣り。

昨年後半から数えること、両手に余る、海況不良・欠航の数々。

7月後半に企んでいた、丹後のシロイカ釣行も、

やっぱり、まさかの欠航と相成り・・・・・

今回も、心のどこかには欠航の二文字がちらつかなかったわけではないが、

どうにかこうにか、オフショアへ。

と言っても、水深僅か40m。港から出てすぐのポイントではあるのだけれど。




19:30出港。

多くの船は18:00頃の出船ながら、

今回始めてお世話になったこちらの船は、時間の融通が利き、

ほんの少し仕事を早く切り上げれば、

ちょうど頃合の良いタイミングでの出船となる。



沖には既に出船済みの各船が、漁火を焚き、幻想的な日没の景色。

一般的には、明るいうちは、棚も底付近でポツリポツリのシロイカ釣り。

そんな景色も、徐々に夜の帳が下り始め、調子が上り始めるタイミング。

これから始まる、愉しいひと時に気分は高揚するのだが・・・・・

・・・・・

いやいや・・・・揺れる。

波がそんなに高いわけでもなく、風が強いわけでもないのだけれど、

風向きや、潮向き、波向きに加え、

比較的小振りの船で、その大きさのバランスなんかも関係するのか、

とにかく・・・・・揺れる。


そんなローリングする状況の中、

三投目ほどで、幸先よく本日の一本目のシロイカを鉛スッテで揚げるのだが、

徐々に忍び寄る船酔の影・・・・・・

その後の数投目で、中オモリのエギングで二本目。

この頃、既に船尾では一人が、「カエル」の様相。

脂汗が少しずつ噴出し始めるイヤな感じを堪えながら続けると、

今度は私の後方、左舷で釣りする一人が「カエル」に。

こうなると・・・・・ダメ。

徐々に右の聴力が機能しなくなり、

完全に三半規管に支障をきたし・・・・・・・

私も諦め、「カエル」に変身・・・・・

これまでのオフショアでは、それなりに船酔することもあったのだけど、

それとて、少し気持ちが悪い程度で、大して酷いのは経験が無かったのだが、

今回はじめてカエルさんに。

乗客4名の船上で、奏でる3名のカエルの大合唱が夜の海にこだまする・・・・・


まぁ、私は出るもの出てしまえば、気分爽快で、すっかり揺れにも慣れ始め、

いつもの調子で釣り続けることが出来たのだけど、あともう二人は・・・・・


ようやくスッキリした気分で、釣りに勤しむのだけれど、

ここ最近の丹後、潮が早い。

20号の鉛スッテや、25号の中オモリでも、

グングン、グングンと流される。

おまけに、依然として揺られて揺れる船上。

誘いのアクションや、喰わせの間などが図り辛く、

ロッドティップや、ラインなどに出る、

繊細なアタリを見極め、掛け獲るのが愉しいこの釣りには厳しい状況。


そんな中でも、どうにかこうにか、何とか杯を重ねながら、

入れノリには程遠くはあるけど、時には3連荘や4連荘も。



鉛スッテ と エギ(中オモリ)の二本立てで挑んでみたのだけど、

数・型 共に、今夜はどうやらエギに分があったようで、釣果の8割はエギでのもの。


そんな、辛くも愉しい夜のイカ釣り。

出船時間が遅い分、2:00近くまでの予定であったのだけれど、

完全に船酔の二名が復活の兆し無く、0:00をキリに納竿。


久しぶりのオフショア。

揺られて揺れて、まぁまぁ、しんどい釣行とはなったのだけど、

満天の星空の下、時折流れ星なんかも望み、

夜風に当たりながら、心地の良い釣りのひと時を堪能。


















  

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2013年08月02日

夏の夜遊び


夏の夜遊び。




気温と湿度は一丁前なのに、夏らしい陽射し・空の見えなかった今夏の始まり。

カレンダーをめくって、今日の空を見上げれば、

ようやく、夏本番の様相。


3年越しでのひとつの仕事が、ようやく区切りを見せ、

少しは肩の荷が下りた感はあるのだけれど、

最後の最後に、鬼が出るか蛇が出るか・・・・・

と、挑んだ最終締めの段階で、

鬼も出れば蛇も出る始末に、

いやいや、世の中、困ったもんだと。


まぁ、そんな、これまで随分と釣りの時間を奪ってきたひと仕事も片付き、

8月は目一杯、釣り遊びを謳歌しようと、

只今諸々画策中。


ここ最近、二度ほど琵琶湖に訪れたけど、

一度はプール代わりの湖水浴。

あわよくば釣り・・・・・の期待は空しく泡のように消えながらも、

久し振りに潜る湖中の様子はまた愉しく。

二度目は一昨日、半時間の日中短時間釣行。

残念ながら、魚を釣ること叶わなかったが、

二度ほど割れた水面に、久し振りの琵琶湖としては愉しいひとときを。


そして今宵は、夏の夜遊び。

丹後の海で、美味し釣りを愉しもうかと。

・・・・・



出船できればの話なのだけど・・・・・・・















  

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2012年11月06日

アジトキドキイカノチビワコ


アジトキドキイカノチビワコ。



一昨日の休日。

珍しくも?意外と簡単に釣行の許可を得て、喜ぶ息子との釣行。

先日の釣行以来、ルアーフィッシングに目覚め、

いつの間にか少し大きくなったルアーボックス。

逆に、軽くなってゆく父のタックルボックス・・・・・んっ?


そんな少年の気持ちを説き伏せて、向った先は日本海。

そう、毎年恒例のサビキで釣る、秋の豆アジ釣行。

気持ちよく送り出し、留守する家族にお土産をと。

もちろん、朝方にサクッと数釣り、帰路には琵琶湖に立ち寄って。

という、ルアーフィッシング特典付きプラン。


例年訪れる場所に代わって、今年向ったその場所が、

先日烏賊釣りに初めて訪れた港だったのは、

いけない大人の悪い企みがチラホラ。

とは言うものの、前回訪れた際に、

港内に泳ぐ無数の豆アジの群れを見つけていたのはもちろんのこと。


海へと続く山道は、既に美しき色彩に溢れ、

深まる秋に、愉しき一日への想いを馳せる。


もう少し、早くに到着したかったのだが、

途中立ち寄る、コンビニや、釣具店やコンビニや・・・・・。

思わず時間を費やしながら、7:30到着。

既に突堤には多くの釣り人、

それぞれに思い思いの釣りを楽しんでおられる様子。

突堤の中程に位置決めし、準備を済ませ、いざ。


・・・・・・・・

しかしながら・・・・・・

そんなに簡単にはいかず・・・・・

いつもなら当然の、コマセに群がる無数の魚たちの姿が見えず。

周りを見ても、何処の竿も曲がっておらず・・・・・

試しに私も竿を出すが・・・・・芳しくあらず。

が、程なくして、コココッと、小気味良い当たりを得、

冒頭写真、何とか本日の一本目、引き続き二本目を。


嬉しい誤算。

豆アジ釣り、

簡単に愉しくたくさん釣れる、釣味と

天麩羅、唐揚、南蛮漬け・・・

と、簡単な下処理と調理で美味しく頂ける食味。

そんなことを期待しての豆アジ釣りだったのだけれど、

今回釣れるアジのサイズが、ちと大きい。

数字にすると、平均15cmの小アジ。

このサイズになると、やっぱり骨が気になり始め、

包丁捌きを披露することになってしまう・・・・・

もちろん、豆アジと比べるとその引きはより強く愉しく、

やはり大きい魚が釣れると、素直に嬉しく思う釣り人の性。

帰って調理人となる身にとって、少々嬉しい誤算。


そんなことは心配無用とばかりに、

いやいや、これが、なかなか・・・・・・

後が続かず釣れない。

さっさと豆アジ数釣って、エギを放って烏賊釣って、

帰りに琵琶湖に立ち寄る予定が、

早くもプラン崩壊の兆し・・・・・


そんな暗雲立ち込める中、突堤の根元付近に鎮座する釣り人。

この釣り人の竿だけが、曲がり続けている。

どうにかこうにか、とりあえず一匹目のコッパグレを釣り上げた少年は、

釣りたい気持ちが先に立ち、徐々にそちらに歩を進め・・・・・

いつの間にか、そのお兄さんと仲良く竿を並べて釣り始める始末。

親切なお兄さんは、あれやこれやと手ほどきをしてくれている様子で、

そんな光景を微笑ましく見守りながら、

荷物の移動に忙しい父親。

お陰で、ようやくポツリポツリと竿が曲がり、

飽きない程度に小アジが釣れ始める。


少しクーラーボックスが賑やかになり、落ち着いたのを見計らい、

サビキをエギに付け替える。

漁港内向きとは異なって、外湾側は少し波立ち、

海中の様子が偏光グラス越しにもわかり辛いが、

上手い具合に雑念が消え、自身としては好都合。


その一投目。


着水後、少し沈めて。

まずは気付きのひとシャクリ。

続いて誘いのふたシャクリ。

さらに追わせの三シャクリ。

そして、とどめの抱かせの間+α・・・・・

クンッ!



一投目にして、まさに狙い通りの快心の一本。

こちらを見て目を丸くする息子に歩み寄り、

少し鼻の穴を膨らませながら、父の面子を保つ。


今夜の食卓に一品が増えたことを喜ぶ息子と、再び竿を並べる。

順調に竿を曲げるお兄さんには程遠いが、

時折曲がる竿に一喜一憂しながらも小アジを追加。

愉しくゆったりとした時間が流れる。


リクエストに答え、再度エギを放りに行くが、

いつもそんなに上手く行くはずもなく、

数投で、糸絡みだとかで呼び戻される。

随分と手が掛らなくなったとはいえ、未だ子供。

時折こうして、手助けなんかをしながらも、

釣り場環境への配慮なんかを叩き込む。



餌のコマセもあとわずか。

三度エギに付け替え、ポイントへ。

要所数箇所探りを入れて、

イメージの通りエギを操り、喰わせの間+α。

・・・・・

ククンッ!

気持ちの良いアタリと、直後のググンッ!



いやいや、堪りません。

サイズアップはしたのだけれど、

大きさや数とは違う、釣りの愉しさを堪能。

更に喜ぶ息子、お兄さんと嬉しさを分け合って、

そんなこんなのうちにちょうど時間は潮止まり。

途端に小アジも釣れなくなって、餌のコマセも底を尽きる。

クーラーボックスも、そこそこに賑やか。

ちょうど引き上げ時だと、第一部納竿。



そして第二部。

途中昼食を挟んで琵琶湖の畔にたどり着いたのは13:00頃。

いくつもある琵琶湖のポイントながら、

前回釣れた浜を選ぶのは、既にこれも釣り人の性。

秋の陽光に包まれる、のんびりとした午後。

生憎湖面も随分とのんびりの様子。生命感のかけらも無い。

そんな中、宝箱からあれやこれやとルアーを選んで投げる少年。

既に満足の釣りを終え、余韻に浸りつつある父親は、

先日届いたばかりのルアーを結ぶ。



sumlures/SUM JIG SF-60CW

今日はこれでやり通そうと。

しかしながら、小一時間が過ぎても、なんの反応も得られぬまま、

浜の散歩は行ったり来たり。

流石に疲れが出始めて、集中力も尽き果てた少年と

既に満足感で腑抜けた父親の釣行第二部。

この後も小一時間程竿を振るけど、魚からの音沙汰は無く、

またもう一度、琵琶湖へ訪れる約束を交わし、

夕刻を待たずして、納竿。


アジトキドキイカノチビワコ。


愉しき釣行を終え、美味しき夕食を喰らい、嬉しき秋の一日を終える。











  

Posted by 京都釣組 at 13:13Comments(2)エギング

2012年11月04日

一投目


一投目。



子守釣行、合間を縫っての一投目。

ん~っ、気持ち良き一本。

少し余韻に浸っております。





  

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2012年10月27日

旬の釣りと食を味わう


旬の釣りと食を味わう。



季節の移り変わりが美しい国。

食卓だけでなく、私達釣り人にとっても、

多種多様な魚類たちが誘う、賑やかな水辺の秋。


釣りに行けなかった季節への腹いせか、

このところの毎週末に、竿を振れる事に感謝をしつつ。


先の休日。

とあるイベントで外出予定のほか家族。

残された娘と二人でお留守番とお出掛け(釣りではない)の予定であったのだけれど。

急遽、義理の母の来訪に、一躍自由の身となった。

それを知らされた土曜夜。

いそいそとタックルの準備に取りかかる、愉しき釣り前夜。


欲深い釣り人は、二つのタックルを準備。

釣欲に併せて食欲までも満たそうと、

早朝サクッと烏賊釣りて、帰りに琵琶湖で遊ぼうとなどと・・・・・。



午前三時に寝床より這い出して、向うは日本海。

秋も旬の烏賊釣り。

自身としては、少々時節が進みすぎ、一抹の不安もありながら、

普段は琵琶湖へ右折する山道を直進、高鳴る期待。

昨年は、始まったばかりのひとつの仕事と、なんとも琵琶湖が心地よく、

秋の烏賊を釣りそびれ(ボートでは一度出た)、

久しぶりの秋烏賊を岸から狙う。

車を止めた、一昨年に息子とのアジ釣りで訪れ見つけたその某所は、

同年、単独烏賊釣行で愉しい思いをした場所。



5:30。到着間もなく東の空が白み始める、幻想的な夜明け。


未だ暗い中、既にその突堤は賑わいを見せ、

餌やルアーで、思い思いの釣りを愉しむ釣り人たち。

そんな中、人少なげなポイントから、久しぶりのエギングが始まる。


まだ薄暗い中、開始後間もなく心地よいアタリを得るのだが・・・・・

1時間・・・・・

2時間・・・・・

・・・・・・・・・・

ウントモスントモ。


突堤でも同様のようで、追尾する烏賊の姿さえ見る事無く、

やはり、季節が進み過ぎたのかと、

本来ならば既に琵琶湖で遊んでいる予定が、思いもよらぬ悪戦苦闘。

タイミングを見計らって、一級ポイントの実績場に入るも、

ウントモスントモ・・・・・


釣欲満たされぬこのままでは、食欲までも満たされぬ。

烏賊の刺身を待つ息子への想いもあって、

一旦見切り、地図を片手にあれやこれや。


少し走って新場所に。

ダメで元々、次年のポイント開拓の意味も含めて。

ところがここでの一投目。

沖から寄せ来るエギに、追尾する烏賊の姿。

俄然やる気を起こす単純な釣り人。

これは「モロタ!」と挑むのだけれど・・・・・

あれやこれやと、手を尽くすのだけれど・・・・・

小1時間・・・・・

一切の反応も得ること出来ぬまま、時間だけが過ぎてゆく。


少し歩を進め、半ば折れかけた面持ちでシャクっていると、

浮遊する千切れ藻の陰に怪しい姿。

その向こうへエギを落とし、ひとシャクリ、ふたシャクリ・・・・・


スウーッ・・・トンッ!



どうにかこうにか一杯目。


ほっと一安心ながら、その後も探るが反応なし。

寂しい土産に肩を落しての戻り道すがら、

少し思うところがあって、一投すると、数杯の烏賊の追尾が。


抱かせる間を取り・・・・・



何とか二杯目。


しかしあまりに小さくて、要所をチェックし海へと返し、未だ土産は軽いまま。

この場で少し見え烏賊に翻弄されながらも、釣果無き時間を弄ばれ、

既に琵琶湖への時間がないことから、もう少し歩を進めることに。


自身としてはあまり見え烏賊釣りを好まない。

できればブラインドで、イメージ通りの釣り方でと願い、さらに歩を進める。

久しぶりの烏賊釣りながら、徐々に感を取り戻し・・・・・


ググッと。



ようやく、狙い通りの気持ちの良い一本を。


しかしながら、時刻は既に昼近く、この一本で竿を納める。


危うく手ぶらの烏賊釣行。

場所や時間にもよるけれど、

秋も深まり、烏賊の姿も散々に。

少し掴んだヒントから、

なんとか旬に間に合いました。


愉しく、美味しく頂きます。

感謝。






















  

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2011年10月17日

秋アオリ


秋のアオリイカを求めて洋上に浮かぶ。



雲ひとつ無い秋空の下、

海を渡る潮風の心地よさ。

キラキラと海面に反射する、秋の日差しに包まれながら、

久しぶりに竿の持てる休日を、日がな一日洋上で過ごす。



今年の初秋、まだ夏の日差しが残る頃、

夏を引きずり、憧魚を求め、秋の旬を見過ごした。否、見て見ぬ振りをした。

例年であれば、数度は足を運ぶ秋のアオリイカ新子釣行。

機会があって、一度はボートで出たけれど、

生憎今年の初秋は、如何せんアオリイカの発育が遅かった様子で、

多くのリリースサイズに翻弄された。


その後は、竿の振れない週末を過ごしながらも、

琵琶湖行脚に勤しんではいたのだけれど、

季節の旬を、堪能しようと、この週末の釣行は海に出ることに。



徐々に深まる秋と同時に、初秋の新子はサイズアップ。

大きくなった個体から順に、アオリイカは深場へと推移し始める。

そんなアオリイカを狙おうと。


好天に反して、状況は厳しく渋い。

周囲の数々のボートも、その竿は曲がらない。

当初の目論見は外れ、少々手痛い仕打ちを受けながら、

そんな中でも、ポツリポツリと拾い釣り。


釣果は両手を少し足りず。

ただ、少し小ぶりなものも混ざりながら、まずまずなサイズを狙い通りに。

アオリイカ特有の、寄せ来る途中の、引き込むような心地よい引きも堪能できた。

また、深場のアオリのみならず、好みのシャローでも。自分流の釣り方で。




釣果やサイズのみに重きを置かず、

その釣行をどれだけ愉しむことが出来たのか、

その一瞬、その一日を充実したものとする為に竿を振る。



久しぶりに一日を竿を持って過ごし、

心地よい疲れと共に満たされた釣欲。

今宵は、このアオリイカを肴に、満たされる食欲。

そして新たに芽生える、次の一魚への探求。

飽くなき釣り人の欲求は、止まる所を知らない・・・・・






この、豊かなる自然の恩恵に感謝。










  

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2011年05月10日

春アオリ

春アオリ。



春アオリ。一本目はこのキロアップから始まります。


ゴールデンウィークの第二釣行は、春のアオリイカを狙いに。

今年は春の訪れが少々遅れ気味のようで、

私の通うフィールドでも同様、ようやく春のアオリイカが釣れる頃?と。

そんなに多くは無い休日、久しぶりのエギング釣行。


魚種により、その釣り方、アプローチは様々。

餌釣りやルアーフィッシング・・・・・・

アオリイカの餌釣りといえば、アジを使ったヤエン釣りがその代表的な存在で、

他に、アジに背針+浮きを付けた泳がせなんかも。

私はアオリイカはエギを使ったルアーフィッシングで狙います。


所謂、エギング。


このエギ、元を糺せば、漁師がイカ釣りに使う漁具だとか。

エギングといえば、昨今のソルトウォータールアーフィッシングの火付け役で、

ご多分にもれず、私の海でのルアーフィッシングもここから始まりました。


エギングでの釣り方も、現在では従来からのキャスティングスタイルや、

ティップランエギングなど、そのアプローチの選択が増え、

季節や状況、条件によって使い分けることも。

私もこのティップランエギングを昨年秋に覚え、

数多くの恩恵を受けており、

以前の記事のように、今年の年初には冬のアオリイカをこの手に。


ただ、私としては、従来からのキャスティングでのスタイルを好みとしており、

この春、浅場へと寄るアオリイカを好みのスタイルで捕ろうと。


エギングを始めた当初は、魚のような掛けてからのファイトもなく、

引き味もそれほど・・・・と、釣り味に少々味気無さを感じてはいたのですが、

釣行を重ねるうちに、

掛けるまでの繊細な駆け引きや、そこそこのサイズになると、その引き味に

新たな楽しみを見出したりして・・・・・・・

今春、ようやく自身初のキロアップ。


サイズや重量よりも、一本の価値みたいなものを大切にしたいと、

普段から感じているところではありますが、

そこはやはり釣り人。より大きいのを釣ると、単純に嬉しいものです。

それも、自分のスタイルで捕る一本は、際限なく心地がよく、

そろそろ始まる、日本海でのエギングにも、

またまた通ってしまいそうで・・・・・・・



黒いのやら、白いの。

最近不釣の青いのまで。

はたまた、そろそろ赤いのなんかも・・・・・・・

多彩に彩られる、魚たちに感謝しつつ、

節操の無い釣りの世界が、またまた広がります・・・・・









  

Posted by 京都釣組 at 11:30Comments(0)エギング

2011年01月27日

冬アオリ



2011/01/23

本年度二度目の釣行は、しょっぱい水へ。



今シーズン、日本海での丹後ジギングとの相性がよろしくなく、

度重なる海況不良=欠航に業を煮やし、太平洋への釣行を。



狙いはアオリイカ+α。

アオリイカといえば、春の産卵絡みの良形狙いの「春イカ」、

秋の食欲旺盛な新子狙いの「秋イカ」が定番。

釣期を考えると、ブラックに少々似通っていますが、

今釣行は、昨秋覚えた、ティップランエギングでの「冬アオリ」狙い。



このティップランエギング。

いわゆる従来からの、エギをキャストし、シャクリで誘いを入れ、

フォールでアオリイカに抱かせる。というスタイルとは異なり、

(※このスタイルでもステイや水平移動がひとつのキモなのですが・・・)

深場(水深20~50m。場合によっては60m越)のアオリイカを、

通常よりヘビーウエイトのエギを用い、巻きジャクリでアピールし、

ステイと言うか、船が風や潮で流されるのを利用し水平移動させ、

アオリイカがエギに触れる瞬間に出る、

ロッドティップの変化を見分けて掛けて捕る、というスタイル。

また、このエギング、釣果が高く、サイズもデカイときたもんだ。

そして、真冬でも水温の安定した深場のアオリイカが狙えるとのことで。



私自身としては、

従来からのエギングスタイルの愛好者の一人ではありますが、

このティップランエギングの持つ、一味違った釣り趣向が楽しくもあり・・・・・・


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出港後、3~4流し。お仲間がポツリポツリと釣り上げる中、

程なくして、一歩出遅れようやく私にも一本目。

サイズは意に反して秋イカ新子サイズ・・・・・・

このくらいの方が刺身には美味と負け惜しみ・・・・・・

そして、先程までガンガンに流れていた潮が潮止まり。

ここからは、まったくアタリの無い時間だけが延々と過ぎ、

+αを狙うものの(実はこっちに期待していた?)、魚影や魚信もまったく無く。

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気がつけば、もう夕刻に片足を突っ込む時間。

これだけ釣れない時間を過ごすと、少々心が折れてしまいそうになるのだけれど、

ポイントを大きく変え、少しずつ、徐々に動き出している潮の気配を感じ、

少し冷静になって考える。

お仲間達のも含め、今日揚がっているアオリイカ。

水深30~35mの範囲に集中している。

と言うかそれ以外の水深ではアタリが出ない。

かなり、セレクティブな感アリ。

おそらく、その水深(水温)が適温で心地良いのだろうと見当を付け、

ボートを流しながら、その水深になるまで逸る気持ちを抑え、時を待つ。

ふと、一考し、エギのカラーもその間に替え、差し掛かった30mライン。

あまり底を切りすぎないように、5回ほどの巻きジャクリ、

その後のステイ(水平移動)に十分に時間をかける。

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抵抗で曲がっていたロッドティップが・・・・・

ツンッ!と戻る。

瞬間のショートバイトでアワセる暇が無かったが、次の瞬間

グンッ!とティップが入る。

今度はしっかりアワセを入れてようやく、らしい一本を捕る。

いつもなら、これでもう十分と満足するのだが、

再現を信じてエギを落とす。

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フッ・・・と、かすかに戻るロッドティップ、瞬時に体が条件反射。

グインッ!と魚信、心地良い。

グイン、グイン。アオリイカ特有の引きを堪能。

チリリリ・・・と期待感高まる、小さく鳴くドラグ音。



キロアップには指一本及ばないが、私的には狙い通りの快心の一本。

最後の一流しで、何とか形になった。かな?


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「冬アオリ」が教えてくれたこと。

「釣れない時間」が教えてくれたこと。


今更ながら再確認。諦めないこと。考えること。


往生際が悪いとか、諦めが悪いとか・・・・・

そんな風に感じることもあるけれど、

粘っこく、やり続けること、投げ続けること。


やっぱりその先に、新しい一本があるような気がします。


  

Posted by 京都釣組 at 18:28Comments(0)エギング